◇3
『…あのぉ…失礼ですが、君は誰ですか?』
て…俺、何でこんな小さい子に敬語なんだって…
『…ん…みゅ…』
あれ??
もしかして、言葉解んないのかな……
『喋れる?』
『むぅ…』
小首傾げてますけど…
めちゃくちゃ可愛いぃv
(て、俺さっきからそればっかりじゃね?)
ん…
言葉やっぱ解んないのかなぁ…
しかも、このミミ…
『ね、これ本物?』
と、またミミを触ったら
『にゃっ!』
パシッ!…て
猫パンチされちゃいました。
ミミ触られるの嫌いみたいです。
しばらく、2人でジッと見つめ合ってると
『ぉなか…すぃたぁ…』
!?喋った( ̄□ ̄;)
『喋れるの?!』
いきなり俺が大声出してビックリしたのか、ビクッてして、元々垂れてたミミと眉がさらに垂れ、
ついでに瞳が2割増しくらいに潤んでる……
『あっ、ごめんごめん;』
大丈夫だからぁ!!
と、必死に土下座して謝ったら
『んふふ(*´艸`)クスクス』
笑われた…
――ぅわぁ
かっわぃぃ(//▽//)
もう、最高の笑顔で笑って、俺もうダメ…
可愛いすぎて…
『ね、名前…名前は?あっ、俺の名前は洸ね。こう。解る?』
『こぉ?』
『そっ//君は?』
『んぅ…ひな。小鳥遊雛です
(´・∀・`)』
『ひな!ひなくんかぁ//』
『んふふ、こぉくん//』
ふにゃっ(´∀`)
また、可愛い笑顔で笑ってくれる雛くん。
なんだろう…
癒されるんですけど…
これがアニマルセラピーってやつですか?