「かーんーばーらぁー…!今日も見たぞ!正門で告白されているお前の姿を!リア充撲滅月間だ!」
「え、断わったよ。坂上可愛いし坂上しか見えてないし坂上だけで充分だし!」
「ほんときめぇな。ま、いいや」
「最近オレに対してのスルースキル凄いね」
「そりゃあなー。ってか、神原って女の子と付き合わないの?」
「え、なんで急に」
「前々から思ってたって。おまえ理想すっげぇ高いの?女の子に興味ねぇの?」
「さ、坂上食いつくね…。はっ、これは俺に興味を持ってくれたフラグ!?」
「彼女いたことねぇの?」
「スルースキル高いよまじで…。ってか、彼女とかどうでもいいじゃん」
「おまえ……もしかして女の子抱きすぎて男としての機能が」
「役立つよ!今日の朝も元気だったよ!」
「要らん報告はするな」
「……坂上は」
「ん?」
「坂上はつつつつつつ付き合ったこと、あ、ある?」
「なんでそんなどもんだよ…」
「緊張して!」
「ねーよ。残念ながらな。ってか、すぐふられる」
「ええええ?!付き合ったことあんじゃん!」
「中一の時一回だけだよ!でもゲームばっかだから3日でふられた。あんなの付き合ったって言わねー!」
「坂上ってその頃からゲーマなんだなぁ」
「まーな。女の子相手にするより面白いし」
「じゃ、坂上には彼女出来ないな!」
「なんっでそんな嬉しそうに人の不幸言ってんだよ…!くそリア充爆発しろよ」
「でもオレ彼女いないし」
「彼女いないってか作らない方が正しいだろ。童貞じゃないし、いいよなー神原ってー」
「でも、」
「ん?」
「(本当に好きなやつには、相手にされないんだよ。坂上)」
「でも、なんだよ。気になる」
「でもオレが好きなのは坂上だけだし」
「はいはい。ったく、告白断る常套句だよなーこの学校のホモ設定」
「(そういう意味じゃ、ないんだけどなぁ……仕方ないか)」



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