我が愛おしき落伍者に|3cmの匂い|愛せよ、平和を与えよ、いずれ須く死ぬが故に|トロイメライと夜行バス|彼の影ひとかけら|ここにひとつのチェーンソーがあります|ひかりにくるまる|戸惑い曖昧永遠に|心おきなく然らば御免|立方体のキュビズム

噛み砕かれた蒼海|カフェオレのようなグロテスク|いちばん遠のいた頃|あなたの手のひらはいらくさに似ている|かの噂話はご存知かしら?|より良く丁寧な上滑り|センターラインの対岸|ボーダーラインの諦観|夢モノ騙り|奇しくも君は私を好きでいるらしい

人肌じみたつめたさ|悔悟用|てらてらした平穏をあなたは安眠と定義した|真っ青な血に塗れた日|曰く愛とか恋とか夢だとか|生化学的暗闇|苦し紛れのアイウォンチュー|だからはじめから手の中に|サンセット・オン・ザ・セプテット|吸引力の変わらないただ一つの握り拳

水溶性のオブシディアン|おそらく空は霞むから|招き出された結論曰わく、|白熱電球似の彼と、LED似の彼女の話|この距離はやわらかないばらのように|僕にとっての神頼み|今思えばあの売女は君に似ていた|好きなんだって言えたなら|メロウと花嫁|鮮やかな緑色をした魚がいたとしよう

たったひとつの蒙昧を手に|私に恋した夏休み|彼の空の色に希う|あなたの精巣に帰ってやろうか|白々しい朝焼け|おそらくは石のように、ねがわくば蝋のように、かなうなら水のように|自らへ敬虔として|泣き濡れた嬌声|恋心とアフィリエイト|そうだね、それは要らないや

ボーダーラインによくある話|赤く赤く咲かれた手|たとえばの言葉として|残酷なだけの暖かさ|手酷く抱き締めて欲しいんだ|あなたに帰す|報われたかっただけのひと|彼は概ね半透明だ|蛍光灯似の恋愛事情|サラダボウルに吐瀉した寂寥をあなたは希望と呼んだのだ

腹黒々と墨流し|ナルシシズム・ナルコレプシー|遠慮の間奏|視力が墜ちたようです|正式名称ライセンス|にる・ですぺらんどぅむ|香らない葉|ニヒリズムの肖像権|透き通った絶望|明日というものは概ね兎の形をしている

強いて言うなら良き魔女だった|孤独の蜂蜜|故にその罵声は誰よりもうつくしく|乱高下する指先|きれいなひとに捧げたオレンジ|金色墜ちた|あなたを憎める私をください|またたく彗星|単にすこぶる愉しいばかり|脅して潰して埋(うず)めてないて

とってつけたような人殺し|彼女は怠惰だっただけなのです|壊れたベッドに眠る人|あなあきふぁんたじあ|小指をぶつけたペシミスト|腐果|サクラチラズ|瞼の裏のみじめさ|クワイエット、クローズ|起きなさいとは言いません

アベレージの残酷さ|サイレントマジョリティは喚き散らす|あなたを知らない三日間|百回生きてと願ったひと|目潰し眩まし|指先ひとつのさようなら|洗剤のにおいの君|私から誰かへ|ビタースターダスト|殺さば殺せ、そして死ね

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -