▼ 終焉の前夜に会いましょう
――カラン
コンクリートの道路に、レイピアが転がった。
目の前に、デスがいた。
世界を滅ぼす、根源がいた。
それは、気を失った彼の胸元から煙のように現れていた。
殺そうとしたのに、殺せなかった。
淡泊で濃厚な緑の闇が渦巻く。
赤い水溜りに、音もなく波紋が広がった。
――あなただけは、どうしても、殺せない……っ
殺したく、ないの……っ
くず折れて、堅い地面に膝から落ちた。
溢れる涙を隠すように、両手で顔を覆った。
( 終わりが、始まる )
▼ 自分は宿題もせずに一体何を書いているんでしょうね……(遠い目)
それにしても相変わらずの駄文&超短文で申し訳ありません……!
2011/08/26
←戻る
[ 8/11 ] ← | →