めぐりめぐって数える月の満ち欠け

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(男主)
加賀。俺はお前に、幸せを与えることができていたか。お前はいつか、自分は戦うことしか能のない兵器だと言ったが、それを否定できるほどの人生をお前に贈ることができたか。俺が死んでも、お前は生き続ける。世界はそういうふうにできている。ああ、そんな顔をしてくれるな。お前には、また優秀な指揮官が就くのだから。

▼　こういう最期もあるかもしれません。
　　2014/12/20
　　title by OTOGIUNION
（ 2015/02/01 00:13 ）

海に還るまでの話をしようか

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(男主)
「ねえ提督。わたしたち艦娘が死んだら、どうなると思います？」
血のように赤い夕焼けを背にして、吹雪は問う。
その表情は光の影となって窺い知ることができない。ただ、想像することはできた。とても哀しい顔をしているのだと。

▼　2014/12/20
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（ 2015/01/31 23:54 ）