新SSS | ナノ


◎夢主♀ エレイン・ブリテール

「よき婚約者として私はハインツ様をお支えするだけです」
「とてももどかしい気持ちです」

・名前はフランスに存在していた航空会社「ブリテール」から
・ハインツの婚約者
・キース・ロイドと同い年の19歳
・お淑やかで清楚
・女性の中の女性で、次の王妃に相応しいと人々からの支持も厚い
・ハインツ・夢主両者の合意の下、婚約が決まったのではなく、夢主の親がすすめた結果、婚約が決まった(←10歳差ですが、王族はそういう場合でも婚約を結ぶだろう(いわゆる政略結婚)と思ってこのような設定にしています)
・夢主はハインツの未来の妻としてあろうと努力しているが、実はキースに惹かれている


◎以下、夢主の過去と今後の展開ネタバレ
◎とても長いです
◎メモ書き程度の内容です
◎この夢主で夢小説を書くことはないので、あえて載せています。ご了承ください


◎夢主の過去
・性格はキースに「おてんば」と言われるくらい
・全然お淑やかでも清楚でもない、風に乗って空を飛ぶことが好きな貴族の少女
・容姿には恵まれていたが、元々お淑やかでもなんでもなかったため、有力な貴族・ましてや王族の婚約者として迎えてくれるところはないだろうと、親が諦めていた
・そのため、高貴な名家出身でありながら、騎士学校に所属することもできたし、戦場に出ることもできた(後述)
・キースとは恋人関係ではなく、むしろ友人・戦友のような関係で、周囲はそう思っていた
・けれど実際二人の間では純粋でもどかしい恋が静かに育まれていた
・それをはっきり知っていたのはロイドだけ(この時点ですでにロイドも夢主に思いを寄せていたが、二人があまりにも思い合っていたために身を引いていた)
・夢主はキース・ロイドと同期であり、七年前の独立戦争において、当時訓練生だったが彼らと共に参加
・その際、新統合軍の奇襲に遭い、大怪我を負う
・この怪我のため、夢主は記憶障害(というか記憶喪失)となり、独立戦争以前の一部の記憶と人格を失う。これを知っているのは夢主の親、キース、ロイドのみ
・怪我の治療が終わり、意識不明の状態から目覚めたときには、すでに現在のように戦に出ることも考えないような清楚でお淑やかな性格となっており、親は大歓喜。すぐさまグラミアにハインツとの婚約を打診。了承を得る
・一部の貴族・王族は、まるで人が変わったようだと夢主のことを噂するが、あまりにも人格者として変貌しすぎた夢主に逆にその噂も立ち消えになる


◎夢主の現在〜今後
・ハインツの婚約者となってからもキースやロイドたちと会うが、やがてキースに惹かれるようになる
・それに気づいたロイドは「記憶を失ってまでもあなたは……」となんともいえない感情を覚える
・キースも時折夢主とゆっくり歓談しながら、やはり夢主と以前の夢主を重ねてみてしまう。夢主と以前の夢主は性格の違いにより仕草も発言も真逆だが、しかし顔は同じ。それがさらに以前の夢主の存在と、その消失を際立たせる
・今の夢主にとっては、そのキースの姿が自分を通して別人を見ているように見えている
・アニメ15話あたりにおいて、グラミアの遺言に基づきロイドが軍の指揮を執るようになり、ある意味王権二位の地位を獲得する。これがきっかけとなり、高みの地位に近づき、ある種考え方が変わったロイドが、キースやハインツから夢主を心も体も奪うため、画策を始める(←今の己なら、夢主を迎えられる・彼女に相応しいと思った)(←あくまでもまだ仮設定の段階)

・最終的にキースと夢主がどういう終わりを迎えるのかはわからない。
・ただ、キースとライバル的存在にあったメッサーは、自らの存在を高みへと導いてくれるカナメという歌姫がいて、彼女に戦場で歌ってもらえた。後にキースの好敵手となるハヤテも、フレイアという歌姫がいる。
・夢主は訓練生だった頃、歌を歌うことは好きだったものの、風の歌い手のような特別な力もないし、自らも戦士のため戦場で歌うことはなかった。そして現在はもってのほかである。
・キースにとって、カナメやフレイアの存在になるべき人は夢主だった。しかし上記のように、キースはメッサー&ハヤテとは異なり、戦場において歌を歌ってもらうことができなかった戦士である。その対比が常に存在している。
・歌を歌ってもらえた戦士と、歌ってもらえなかった戦士。メッサーは結果的に戦死したが、その散り際はカナメに歌を歌ってもらえたという意味では、満足のいくものだったに違いない。そうするならば、キースの運命はおのずと悲劇的なものになると考えられる。


▼ 2016/07/24(2016/08/09up)

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