忘れてしまった光の中で、覚束ない笑顔のまま君は僕の好きな歌を歌っていた。
迷子にならないようにと握った手もいつかは離れてしまうけれど、辛いことも悲しいこともどうか忘れようとしないで。
大丈夫だよ、例えば君の瞳に映る星を数えて見つけた分だけキスしよう。
あいしてるはいつかの為に残しておこう。
だから今は目の前の同じひかりを見ていよう。
掴めなくたって、僕らはそれで良いんだ。

手を離さないと誓ってね
心の在りかを探している
一緒の毛布に包まって眠ろう
いつか目が見えなくなって、声が聞こえなくなって、この世界を嫌いになっても、それでもあなたを愛していたい
君がいなくなってはじめて世界の広さを知った
私にはあなたしかいないだなんて馬鹿みたいに零した涙は押し花と一緒に古いアルバムに隠してきたよ
記憶の栞でいつだって思い出せる


Prorogue


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