巨大なステンドグラスの前で一人祈りを捧げるラケル。

静寂の空間にポツリポツリと言の葉を紡ぐ。


「荒ぶる神々の新たな神話・・・・・・」

「その序章は、貴方から始めることにしましょう」

妖しく微笑む表情はまるで人間を超越した"何か"のようで

彼女の虚ろな群青色の瞳に映るもの

それを知る者はいなかった・・・───

合わさり始めた歯車





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