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千歌は待ち合わせをしていた教会へと到着した。
辺りを警戒しつつゆっくりと教会の中へと入っていった。教会の中に誰もいないことを確認してからドアや窓の鍵を閉め真白がいないかを探した。
「真白〜?」
千歌は真白の名前をよんだ。
その時教会のオルガンがある所からガタッという音が聞こえた。
銃を両手に警戒しながら千歌はオルガンの方へと向かった。
…そこにいたのは腕から血を流して座り込んでいる真白だった。
「っ!!どうしたの??」
「アハハ…ドジっちゃっタ…」
笑いながら言う真白に対して千歌は怒って言った。
「笑いごとじゃないでしょっ!!手かしてっ!!」
そう言うと千歌は持っていたハンカチで真白の傷を縛った。
その時、
ピンポンパンポーンッ
放送音が鳴った。
『おはようございまぁす〜朝の6時の放送ですよぉ。え〜、では死んだ人を確認しますねぇ』
千歌は急いで地図と名簿・赤ペンを鞄から取り出した。
『読みまぁす、
5番大塚大輝君
6番加藤健二君
8番桑原真君
12番佐藤亜美さん
16番芹本光希君
18番谷村雅斗君
22番鳥外達也君
25番平井友君
以上!!禁止エリアはA-1・B-8・D-3です。わー凄いですね♪残り3人です。あとちょっとなので今日も元気に頑張りましょう!!』
…あと私たちを入れて3人……
やっぱり最後に残るのは…
「ねぇ真し「千歌…最後の2人になったら殺してヨ…」…っ!!?」
「嫌…なんで私が真白を殺さなきゃいけないのよ…」
私が真白を殺せる訳がないのに…
やっと前世で関わりが会った人達に会えたんだよっ!!?
私の大切で可愛い可愛い従者に
そんなの無理だよ…
そんな私に真白は微笑んだ。
![](http://id51.fm-p.jp/data/368/clown025/pri/91.jpg)
「やっぱり千歌には生きて欲しいんダ…だって千歌がいるから俺は今、生きるダヨ?千歌は俺の全てだからネ…だから生きテ…?」
そんな真白に私は何も言う事が出来なかった。
大塚大輝、加藤健二 死亡
残り3人─…
弾けて飛んだのは、殺意
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