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前回を見てくれた方はきっと分かるだろうが今私は何故か御堂真白に抱き着かれていたりする
なんかシリアスな話だったはずなのにシリアスになりきれないのはなんでだろー
これは私が悪いのか?
と話が逸れたが、この金髪にはとても見覚えがあったりなかったり…
「…ねぇ、私たちって会ったある?」
千歌が御堂に尋ねると御堂は目をキラキラ輝かせながら千歌を見てきた。
「思い出してくれましたカ?もし分からないならばこれを言えば…
我の名は御堂真白。貴女の剣であり盾であり、我が魂は貴女のもの我が体は貴女のもの総てを貴女に捧げ貴女を護ることをお許し下さい…」
そして私の前にひざまづく御堂
…この言葉は確か……
そうだ、これは私の前世の記憶にある。
私の家、呑童子家に伝わるもの
あの頃、金髪碧眼って言うことだけで虐められていた子
たしかその子を庇ってそしてその子に懐かれて…
そして私の配下に下る時にいった言葉…
あぁだから見たことがあるのか…
なんで私は忘れていたのだろう…
大切な大切な私の可愛い従者…
「…忘れていてごめんなさい。おいで…大切な私の可愛い真白」
とニッコリ微笑むと真白は泣きそうな顔というか既に泣きながらまた抱き着いてきた。
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