私が泣き止み、今は父様と母様と守護四家の蘇芳家に来ている

因みに守護四家について説明しておくと、王族の分家である私達月草家
月草家は王族の分家だがはっきりいって王族と同等の発言力があるから重宝されている
が、月草家は死神を手伝う事を決めていたので此方に残った
だから月草家には四季を司る四家が守護四家としてつくことになったと言う訳だ

みんな分かったかな??
誰に言っているんだって?
内緒よ内緒☆
で、

今いる守護四家の1つ蘇芳家は「冬」を司っている
説明が長くなったが現在、現当主の初雪様?を待っていた
私を待たせるなんていいご身分だわ←

え?さっきまで泣いてたのにって?
細かいことは気にしちゃダメよ♪


そんなことを考えてたせいか時間が過ぎるのは早く部屋の襖が開く音が聞こえた


「蘇芳初雪、参りました」


と言う声と共に美形な青年が入ってきた
まぁ青年かどうかは分からないけど…
だって、ねぇ
山じぃとか実際問題何歳だよ!!って感じだしねー


それよりも、
初雪様?って初めてあったよね??
でも何だろう…
初めて会った気がしない…
それよりも挨拶だよね、挨拶


私が挨拶をしようとした瞬間私と目があった



「…っ!!」


初雪は驚いた様な顔をして此方を見てきた

??
私の顔になにか付いてるのかしら…
まーいいか…

どこまでもマイペースな紫苑だった

私が口を開こうとした瞬間…



ギュッ




…えっ??
私今、初雪?に抱きしめられてる?


「…どこに行ってたんだよ!!探しても探しても見つからなくて…」


初雪の悲痛な声が聞こえて来る


……私と初雪は初めて会った…よね…
きっと人間違いをしているんだよ…
でもなんでこんなに切ないんだろ…


と思っていたら父様が話し掛けてきた



「初雪、このこはあの人ではないよ…」


と父様が言うと初雪は驚いたような泣きそうなような顔をして私から離れた


「紫苑、自己紹介を…」


父様に言われて私はまだ自己紹介をしていなかったことに気づいた


『お初にお目にかかります。月草紫苑にござ…い…ま……あれ、なんでだろう…涙が……すいません…すぐ…止まり…ます…から…』


なんか懐かしくて、暖かくて…
なんか今日は泣いてばかりだな…
泣き止みたいのに、止まらないよ…


あ、なんか父様はあたふたしてるし…
初雪さんだってびっくりしてる…
泣き止まなきゃ










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