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少し歩いているとやはり寂しくなってきたので神経を研ぎ澄まして辺り一帯に人がいないかを探ってみた
『………………あ!』
暫くそうしていると、此処からは大分離れているが微かなひとの気配を二つ見つけた
…よかったぁ〜
少しホッとして全力疾走で気配のするほうへ行った
ダダダ
ダダダ
ダダダ
『ふぅ〜やっと見つけたぁ〜vV』
紫苑がため息をついたとき、後ろの木々がガサガサと揺れだした
…?
風??でも吹いてないし…
っΣ!?
『…。
……虚ぉぉぉお!?
なんで虚?なんでブリーチ!?』
やっとこの世界についてわかった紫苑
…遅かったな、オイッ。
…やったぁvVじゃぁ、夢小説見たいなことが起きちゃったってことだから…詠唱破棄できちゃったり??ふふふっvV
やっぱり現世?で死んじゃったときに聞いた声にはちょっと、ホントにちょっとよ?イラッとしたけどやっぱり天は私を見放さなかった!!←
虚が迫って来ているのに妄想に耽っていた
『じゃぁ試しにvV破道の九十…
黒棺☆』
バンッ
紫苑は軽々と九十番台を詠唱破棄し虚を倒した
『ありゃりゃ?簡単だったなぁ〜』
ヨッシャー
これで藍染ぶっ潰せるくない??
あっはっはー、と考えていたら
「…っ!大丈夫っスか?」
「お主大丈夫じゃったか?」
『大丈夫ですよvV』
そう言うと紫苑は声がしたほうに体を向けた
『…ってえぇぇぇぇえ!!』
浦原さんと夜一さんだよっ!!
何かまだ若いしっ/////
カッコいいなぁ〜
やっぱりブリーチの世界に転生しちゃったぁ?
よっしぁっ(心の中でガッツポーズ)
「××様っ!!?」
「うそじゃろ!!?なんで××様がっ」
…、
××様ってだれ?
いつも名前の所が聞き取れない…
なんで私を見てみんな言うの?
お父様やお母様や使用人達だって…
『あの、その人だれですか?』
私は今まで疑問に思っていたことを聞いてみたが
「あの〜今九十番台破棄しましたよね?」
うまい具合にはぐらかされた
『…、気のせいじゃぁ』
質問の答えが返って来なかったこともあって、なんとなく嘘をついてみた
「いやいや絶対使ったじゃろ?」
やっぱり美人さんだー
…おっと、涎が(笑)
『(チッ)…あっ!はじめまして。紫苑と申します。浦原さん、夜一さん?』
紫苑は無理やり話を変えた
無理が有りすぎだが
えー、だって話のすり替えは私の専売特許だもん
「あっ浦原喜助ッス。(絶対話かえましたね〜ってかなんで名前しってるんスかね?)」
「四楓院夜一じゃ(絶対話変えよったな…)」
不審がっている二人だが、紫苑は一人テンションが上がっていた
きゃぁ〜!
本物だよっ
お友達になっちゃったよ☆←まだなってません
『えっとお二人は何をしていたんですか?』
「あぁ僕らはサボゴホンっ辺りの見回りッスよ」
『(今絶対サボりって言おうとしたよね?)お二人は死神ですよね〜二番隊隊長・刑軍軍団長殿と十二番隊隊長・初代技術開発局局長さん^^』
まぁ、ちょっとくらい正体ばらしてもいいよね
「(/////…。)へぇ〜よく知ってますね?あなた何者ッスか?」
『ただのそこらにいる少女ですよ?』
(あー、絶対それはないから…by瀬月)
うるさいよー瀬月
「(/////)お主、死神にならんか?」
ちょっと、瀬月と話してたら何か話進んじゃってるじゃん!!
『大丈夫ですvVなるつもりですから(今さっき決めたばっかだけど♪)だからまた会いましょう☆でわ。』
シュッ
紫苑は瞬歩で去っていった
+++++++++++++
「かわいらいし人でしたね?夜一さんそれにしても××様に瓜二つだったッスね」
「喜助惚れたな…(ニヤリ」
「また会いたいッスね」
「そうじゃな…」
二人は紫苑のことを気に入ったようだった
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