ドッジボール







翼先輩の言葉を聞いてか蜜柑は教室に行くなりドッジボールをしようと言い出した


勿論、クラスメイトは最初、断固拒否だった



が、蜜柑の挑発によって、ドッジボール対決が幕を開けたわけなのよ
ホント子供なんだから…






只今、チーム分けの最中でーす
面倒なんで私は蜜柑のチームに入ろうかしら



条件、人数の関係によりみんなはどんどん棗のチームに入っていく


蛍はサボろうとしていた所を蜜柑に引きずり込まれたが



そして、ルカの手元に抱きかかえられていたウサギンが蜜柑のチームの陣地に入り込みんで来たため

蜜柑チーム総勢8人になった


が、棗の機嫌が激しく悪くなった






「と いうわけで、蜜柑チーム総勢8人で―す!」





嬉しげに話す蜜柑の陰で、相手チームはぶつぶつ言っていたの無視だ無視






「おい…棗さん殺気が…」

「チームとしてはやる気になってくれて心強いけど…」

「でも相手チームにルカ君だろ?もし間違ってでもルカ君にボール当てたりしたらどうなるんだ?」

「なーもしも燈月さんに当てたら10倍返しだよな…」



この勝負、分からなくなってきたぞ…















「ジャンプボール!」





ドッジボールが始まった









やる気がなかったにしてはドッチボール対決は意外と白熱していた


が、古宵は面倒なので自らボールに当たりもう傍観をしていた(ぇ)



だって面倒なんだもの、あっ大丈夫よ?私を当てた輩には極上の笑顔を返しておいたから♪
そんなとき、




「きゃっ」





野々子の悲鳴が聞こえてきた



急いでみてみれば野々子がボールが指に当たって突き指したらしい


そして又もやアンナから悲鳴が聞こえてきた


今度はなにかに足を掴まれて転んでしまったという




ふふふ、あいつら私の可愛い可愛い女の子たちにアリスを使うなんてね、お仕置きが必要だわ



このときの古宵の後ろには大きな鎌を持った死神やら般若やらが居たように見えたというのは後日談だ



流石はフェミニスト
又の名をロリコン←

あら、ロリコンじゃないわフェミニストよ?



どこぞで聞いたことがあるセリフですね(笑)




そんな事をしていた古宵だが今度は蛍にボールが当たったようだった









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