はじめまして
はい、只今初等部B組の教室の前でまたされている古宵ちゃんですよー。これはきっと転校生の宿命である自己紹介っていうフラグたってるわね、ナルちゃんの癖に私を待たせるなんてね…、と考えているとナルちゃんに教室に入って来るように言われたので教室へ入って行く
教室に入ればうるさかった室内が静かになり、クラス中が古宵に注目する
「はじめまして、燈月古宵です。いろいろと宜しく。よかったら宵って呼んでね」
まぁ、第一印象は大切なのでまともかつ微笑んで自己紹介してみた
パチパチと拍手があったのでなかなかの好感度だったと思う
さてさて、今日は学アリのどの時間軸なのか…、もしかしてもう蜜柑は星なしなのか?と考える
「宵やな!!うちは佐倉蜜柑やで!!宜しくしてな、こっちは親友の蛍に委員長やで!!」
蜜柑はみんなを紹介し始める
やっぱりあの子に似てる…
「やっぱり可愛い子と仲良くして損はないから宜しくね?蛍でいいかしら?」
「えぇ、今井蛍よ。仲良くしましょ?」
蛍と握手をする
このとき何か蛍と何かが通じあい同盟が組まれた瞬間だった
がっちり握手をしていると
「飛田裕です。皆からは委員長って呼ばれています。よろしくね」
「此方こそ宜しく裕くん♪」
裕ちゃんでも良いかもね、
「ハイハイ、自己紹介は後にしようね蜜柑ちゃん♪じゃぁ宵せ」
ゲシッ
因みに今の音は私があの不甲斐ない後輩のナルちゃんをアリスで攻撃した音だ
『ナ〜ルちゃん^^*何先輩って呼ぼうとしてるのかしら!?』
テレパスのアリスを使ってナルちゃんに言うと、ナルちゃんは顔を青くしてこちらを向いて謝る素振りをしてきた
「…宵ちゃんは棗くんの隣ね☆」
いや、隣ね☆じゃないわよ!!
はぁ、また厄介な席になったわね…でもなかなか良い席かも知れないわ、と思いながらも棗の隣の席まで行く
「ふふふ、宜しくね黒猫くん」
ちょっと挑発の意味も込めて裏の名を言ってみたらガバッと勢いよく此方を振り向いてきたが微笑んでおいた
(ふふふ、)
(みんな仲良くしてね?)
転校生の運命ね
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