２
「一己ちゃーん!!」
ドカーンと校長室の扉を蹴破る勢いであけた、いや実際は蹴破った
「古宵、静かに開けろ」
「えー、なんで私って分かったの?」
ノックも声かけるのもしてないのに
(いや、だからだろ)
「…、今は能力別クラスの時間だが」
その通りでーす!!
「だって私、一己ちゃんと一緒にサボろうよ系クラスだもん」
オイッ、どんなクラスだよ。というのは気にしないように(笑)
はぁ、と一己ちゃんはすでに疲れたようにため息を吐いた
「それより、こないだスペシャルになっちゃった〜」
とケラケラと笑いながら言う古宵
「気を付けろ」
と一己ちゃんはまた私の頭を撫でてくれた
その瞬間古宵はガバッと一己ちゃんに飛び付いた
「一己ちゃんー!!大好きだよｖ」
と急に告白し出す古宵
それにいつも仏頂面の顔緩ませる一己ちゃん
そんな微笑ましい光景が高等部校長室で見られたそうです
あれ?作文になっちゃった…
(心配してくれてありがとう)
(私は頑張るよ)
まだ諦められないのね
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