ふざけないで





「ふざけないで!!貴方に彼の何が分かるのよっ!!貴方に、貴方の様にアリスを体罰に使うような人に侮辱されるような人じゃないわっ!!今の言葉取り消しなさいっ」







古宵は神野に叫ぶ









神野はうっ、と驚いた様な顔をし古宵を見る

何時もは余り大声を出さない古宵が大声をだし、叫んだ事にびっくりしたんだろう
数分固まっていた神野だがすぐに意識を取り戻し








「…ふっ」



あんたなんかに、泉水ちゃんを侮辱されるなんて



神野が再びアリスを発動させようとバチバチと電気を出し始める



「やめてください!」



裕くんが蜜柑と古宵の前に立ちはだかった
だが、





「どけ飛田」




バッっと蛍が蜜柑に何かを投げたのが分かった
それが分かっていたので私は『落雷のアリス』を使う準備をする


蜜柑が投げられた物を受け止めた瞬間、神野が雷のアリス使った



「ふっ、甘いわね『落雷のアリス』」



そう言うと、古宵は落雷のアリスを発動させ神野に落とし、蜜柑も鏡みたいなもので雷を反射させた



自分のアリスと古宵のアリスを受けた神野は気絶しその場に倒れた



「先生っ!?」



裕くんが泣きながら叫ぶ


蜜柑の手元の鏡を拾い上げた蛍




「私に楯突こうなんて一億年早いわっ!!」

「自分のアリスで気失ってりゃ世話ないわね」




古宵と蛍の顔が怒りに満ち溢れる
それを見て周りのクラスメートたちの顔は引きつる






「「バカはおまえだっつーの」」


「ふふふ、《目には目を、歯には歯を、罪には制裁を》よ?最後は10倍返しよっ!!」



蜜柑は驚きを隠せず、辺りは騒ぎ始めた
時々、かっこいい〜と言う声も聞こえてきたが


このままでは本部へ連行されちゃうわっ!!
さっさと逃げましょーっと





私達は3人で外に逃げた







翌日、掲示板に貼られた1枚の紙


今井蛍
燈月古宵

トリプル→シングルへ








(ナルちゃん、先輩の言うこと聞けるわよね?)
(何、僕のご飯食べてるんですか!!)



ていうのはまた別のお話








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