改善されてないわね
ルーちゃんからの忠告を貰った後、急いで授業に戻がじんじんの授業だった
じんじんなら走るんじゃなかったわ、そう言えば確かこの授業で蜜柑がじんじんに体罰受けるのよね…
ふふふ、今までの怨み10倍返しで返そうかしらね、と怪しい笑みをしていると蜜柑は憂鬱そうな顔をしていた
そう言えば蜜柑、じんじん苦手だったわね…
「蜜柑どうしたの?憂鬱そうね」
「うぅ〜宵〜次の授業神野っていう先生なんやけどな、めっちゃ怖いねん!!宵も気を付けやーよ!!それにルカぴょんも…」
机に伏して蜜柑は騒ぎだす
「えぇ、気を付けるわ。」
やっぱりルーちゃんの事ね、
「あ」
そのとき蜜柑に近づいた影、それは蜜柑が苦手としていて今この授業をしている鬼、あっ間違えた…じんじんだ
「…授業中という事をすっかり失念しているようだな、新入生」
蜜柑の顔は一気にしまった、という顔になる
「『星なし』の処分程度では、反抗的態度は治らない…というわけか」
「あ…その」
バチッ
ジンジンは持っていた棒を勢い良くと振り、蜜柑に電気のようなものを浴びせた
その瞬間、蜜柑は床へと弾かれた
「はぁ、」
ため息をつき蜜柑を助けにいった
「じんじん、あっ間違えたわ。神野先生、流石にそれはどうかと思いますよ?」
ズバリと言う古宵
最初のじんじんはわざとです。
流石は古宵
ふっ、わざとに決まってるじゃない!!
人をおちょくるスペシャリストです(笑)
「お前には言ってなかったが……私のアリスは『雷』でね。お前のようなバカ者に罰を与える為に、よくこの力を使うことにしている。」
「『雷のアリス』ね、あなたのアリスは体罰の為にあるのかしら?」
古宵を無視し話を続ける
ちっ、じんじんの分際で
「…昔、お前と同じアリスを持った人間がいたが、お前の様に図に乗った秩序を乱す愚か者で挙句の果て、ろくな死に方をしなかった」
神野がその言葉を発した瞬間古宵は鋭く睨みつける
「なんだ。お前も『雷』を受けるか?」
バキッ
何かが折れる音がした
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