『なんで私ここにいるんだろう…』



はい、今言った通り何故私はここ星月学園の体育館で入学式に出でいるんでしょうか?



だってここは私の世界じゃないのに…
てか入学って年齢!!…とか思ったあなた、あなたは正しい!!
何故こんな事になったかというと…


















ある日の夜私はのんびりとお風呂に浸かっていた。
まあここまではよかった。
能力は普通じゃないけどホントに普通の日常を過ごしていた。
おねぇが突然現れるまでは、だけど…





「はろろ〜ん、詠御ちゃぁん♪」





……。

………え?



ここお風呂だよね?
というより、



『っおねぇ!!いったい何処から入ってきたの!!?というより今まで何処行ってたのっ?』



「え、そりゃあアリスですから♪」


いや、答えになってないからね…私どちらかと言うとボケなのに何ツッコミ入れてるんだろー


『…さいですか…。で、今まで何処にいたの?お母様達心配して……はなかったけど』



「あ、やっぱり?アリスの家は放任じゃないけど放任主義だからね〜。たぶん詠御も知ってると思うけど学アリの世界に転生トリップしてた、エヘ☆」




ん…?
今学アリっていったよね、学アリってあの主人公達がアリスっていう能力持った"小"学生の…



『おねぇ、学生って年じゃないじゃんっ!!寧ろ犯罪じゃん!!』


「そんなのアリス使ってるに決まって…って突っ込むのはそこ!!?」



だって、ねぇ。私の家系ならそんなの可笑しくないし…
裏ちゃんとか、煉李とか…
あぁー氷翼の煉李大好き症候群はハンパないから…うんノーコメントで!!



『あっ、そう言えばおねぇのアリスって何なの!!?』


「うーんと、アリスのアリスは”冥王のアリス”っていってあの世界で一番最強なんだ〜」


『あははー流石姉妹。だって私が月読命でおねぇが冥王ってなんとも言えない…斬生家様々だね』


「にゃははーそだね。まぁ、お風呂で気にせず話してるアリス達も凄いよね〜」



お、そういえば此処お風呂だったわ



『あ、おねぇは…ってなんか周りがぐにゃぐにゃしてきたんだけど…』



「…アハ、ごめんね〜アリスがあっちの世界に帰るのに詠御ちゃんも巻き込んじゃった☆」


『…巻き込をじゃった☆じゃないからぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』









って感じでおねぇのとばっちりで強制トリップさせられたかと思ったらなんと羊水の中にいました!!え、何コレ羊水と風呂水掛けてるの?今まで水の中にいたから今度も水の中からこんにちはってか?とツッコミ、起きたら羊水の中っていろんな意味でショックが大きかったから物心つくまで記憶を封じようとしたわけで…

で、7歳になったときに記憶と能力が蘇ってそれからが大変だった…
能力が蘇るってことは、星詠み、先詠み、月読命の生まれ変わりであることや斬生の特徴の天才って言うスキルが一気に開花?みたいな感じで…
それに容姿は昔のままだったから親からのあの異物を見る目が嫌だった。
別に良いじゃんグラデーションの髪色!!おねぇとお揃いなんだからぁっ!!
今までは皆が皆特殊能力者だったからそんな目で見られる事はなかったけど今回は話が違う。
幼心には結構堪えた。

そんなときに思いついた。この頭脳を活かしてこの家から出ようって
そう、私にはこの頭脳があるしなんか金持ちの家に生まれたからお金にも困ってない。
それに確かフランスの方の有名な大学にも既に(首席で)受かっている。
因みに専攻は超心理学と民俗学と神話を元にあとは色々。
何故かと言うと一時期霊狩にハマッテいたから(なんて不純な動機…)
そして入って1年もしない内に首席で卒業。あ、最短記録だって☆

で暇だったからこの世界の主導権握っちゃってもよくない?だって斬生だもん♪って結論に至って今では世界牛耳ってます☆
誰も逆らえないよん!!
世界を握るのは簡単だった、そりゃそうだ。
まぁ煉李や氷翼に裏ちゃん(?)におねぇがいたらもっと簡単だったけどね!!
何てったって、斬生家+御三家
それに今までの環境のせいで自他共に認めるステキな性格になっちゃったし(あの性格最凶なおねぇでさえ認める)

で、飽きちゃったから日本に戻ろうかなーと思った訳で日本の首相に静かで星とか見れて専門学科があって寮生活できる学校ないかって聞いて探させた

そして冒頭に戻る。

あぁ、こんな事になるなんて…
まさかのst☆skの世界ですか!!?
私は面倒なのは嫌い。
ましてやキャラと御対面☆
皆で仲良し!!ルートをやるつもりも無い、関わりたくない
それになんで女子が2人?知ってたけど
首相め…どうしてくれようか…

ってあぁぁぁぁあ!!
入学式終わっちゃったよ…
何も聞いて無かったし…


はぁ、これから先どうなることやら…




|