第17Q



今は、秀徳高校の試合をみんなで観戦している最中だ。

成は見てる分だとテツと同じようにパスの中継役だ
…あの成の動きってもしかして、いや違うかな?
でも真が一緒にいるってことはかなり有能な選手のはずだ…

そしてむこうの主将がシュートを決めた


『第2Q残り4分で30点差か…』

「さすがってカンジね」

「…フン!」

「でもやってることはオレらとあんま変わらないのに、なんかすげーカンタンそーにバスケやるよな…
なんでだろ?」

「それはミスがねーからだよ。
バスケってのは常にハイスピードでボールが行きかうスポーツだからな
ただパスを捕るだけでも捕り損ねることは珍しくねー
けど強いとこってのは例外なく投げる・捕る・走るみたいな、当たり前の動きからキッチリしてんだ
カンタンそうに見えるのはつまり
…基本がガッチリできてるってことだよ
ま、あくまで基本でだ。
それ以上の理由は当然ある…それは」


そしてまた、秀徳の主将がボールを取り、ダンクを決めた。
あ、人吹き飛んだ



「絶対的なスコアラーがいるってことだ…」



「すまない大丈夫か?」


三年 C(センター)
大坪泰介
198cm 98kg


大きいの一言に尽きる
身長高くて羨ましいなぁ〜


『今までは秀徳の主将が主体でアウトサイドは普通だったけど今年は…』


「今日、今んとこ5本中5本。
緑間はずいぶん調子いいみてーだな」

「そうなんですか?」

「いや知んねーよ!
つかオマエらの方がわかんだろが!」

「さぁ?彼が外したとこ見たことないんで」


『うん、真は…外さないですよー』

「ある程度しょうがない?
だからオマエらはダメなのだ」

「外したこと、見たことない?外さない…?
黒子、桐月まさか…それって」

真のシュートは綺麗な弧を描きリング近づく
それに、異常なループの長さは、距離感を掴むのが難しい…


「戻るぞ高尾、DFだ」

「オマエいっつもそうだけどさーこれで外したら、オレもどやされんだけど」

「バカを言うな高尾、オレは運命に従っている。
そして人事は尽くした


だからオレのシュートは落ちん!」


綺麗な弧を描いた後は、ボールはリングの中へ吸い込まれていった。

「緑間君はフォームを崩されない限り100%決めます

「うっ…おっおおお…!!

すげえ100発100中!?

これが…「キセキの世代」No.1シューターか!!


『そりゃそーですよー
だってあれ私の戦法だし、私が真に教えてあげたんですもん、あぁすれば敵は精神的にきついよって?
それに私が教えてあげたんですからできなかったら練習2倍にしますよぅ♪』





…、


……。



「「「「あんた何やってるんだアホー!!」」」」



あは、怒られちゃった←



『だって、教えたのは中学の時ですしー
やっぱり真は私の教え子なんでちょっと地獄の特訓っと言うなの練習しただけです!!





すいませんでした…』


悠音はシュンとうなだれる



「(可愛い…)はぁ、もうやっちゃったことは仕方ないわ…
これからちゃんと私達の学校の為に頑張るのよ?」


『はいっ!!』







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