第7Q






「火神君でもはがたたなかった黄瀬君の弱点がパス回しがスゴいけどそれ以外はコート上で最弱の…黒子…!?」


…………


「で?確かに黒子っちのプレイだけは見てもムリっスけどそれで、何が変わるってゆーんスか?」



ピーーーッ!!



「第1Q終了ーーー!休憩(インターバル)2分です!」


実はまだ試合中だったりします


「変わるさ!次の第2Qでホエズラかかせてやる!」



ザワザワ…



「ったく、もっと点差つけられたぞ!何やってんだ!」


「「「「はい!」」」」


「基本がなってねーんだよ!ハンズアップ!スクリーンアウト!リバウンド!」


「「「「はい!」」」」


「高さが勝ってんだからリバウンド抑えてくんだよ!」


「………」


体育館は武内監督の怒声が響いた



「…………………なるほど……うん、いけるかもソレ火神君もやっと頭が冷えたみたいね!」


「いや、オレは最初っから「「超ムキになってたよ!」」


火神に日向先輩と伊月先輩がツッこんだ


ナイスツッコミですd(´∀`*)


「けど、黒子君と火神君の二人の連携が大事よこれ。できる?」


「…う、なん…とか…」


あームリだね…
テツは大丈夫だけど



ビスッ


ドゴォ







・・・。



「きょっ…テメ…何いきなり…てか悠音…お前のが…」



バタッ



あっ倒れちゃった(笑)

『そんなに力いれたかなー??』


「悠音さんのちょっとは凄いですから…(火神くん御愁傷様です…)」


数秒後―――。


脇腹チョップと鳩尾に悠音のパンチをくらった火神が青筋をたててブルブルと震えていた


『「(黄瀬君/涼)を倒すんでしょう?」』


「…………。ったりめーだ!!!」




ズビッ



ヒョイッ





「うっ…」

テツはお返しの脇腹チョップをくらった

まぁ私は避けたけどねっ!!


「なんで桐月は避けんだよ!!」


『え?私だから……ほらいってらっしゃい。私の転校がかかってるんだからー』


「そうよ!悠音は私の間違えた…誠凛のマネなんだから!!んじゃま…」





ピーーーーッ!!





「第2Q始めます!!」


「逆襲よろしく!」
















「行けー!!押せー!!行け押せ誠凛!!」


応援が体育館内に響く


「(海常DFはマンツーのまま、よし…)」



ピッ!!



伊月先輩のパスが火神に渡る



キュッ



「……………?何か変わったんスよね?」



ダムッ



「(……?ただのドライブ―?またフェイダウェイとか…?)

!?」


火神が右方向にパスを出す


キュパッ!!



黒子と火神の連係プレーが決まった


「おお!!」

「っし!!」


『ナイッシュー!!』


バンッ!!


「また…スか!?(同じ手は――……。)」




パッ!!




フリーの日向先輩へと黒子のパスが通る



ッパッ!!



「きたぁ、3P――!!」

「3点差!!」

「ちょっとは見直したかね?一年二人!」

日向先輩が得意気に後ろを向くと…


「ナイス!」

「よし、DF!」

「おお!?」

華麗にシカトされていた



『日向先輩、ナイスですよ!!』


「悠音ちゃん…そういってくれるのは悠音ちゃんだけだよ(泣)」


「…いや、相当打ち込んでるぞ。あの4番…後半気ィ抜くなよそれよか10番(火神)だ。抜くパターンに11番(黒子)の中継パスを組み込んできやがった」


「……………?パスもらうだけだった10番(火神)がパスするようになっただけだろ?そこまで変わるのか?」


「えらい違いだよバカ!」


『流石笠松さんっ!!惚れ直しましたっ!!』


と悠音が笠松にエールを送っていた


「あっ悠音さん/////」


「ちょっ!悠音〜」

黄瀬は黄瀬で何故か泣きそうにコッチを見ていた

が、それを無視して続けた

『今まではテツのパスと火神の1on1(ワンオンワン)はあくまで別々の攻撃パターン…
ただの2択にすぎなかっただがパスで繋がったことでお互いの選択肢が増えて前より一段上の攻撃力になる!』


「(しかもその要である黒子君は黄瀬君が動きをコピーできない…言わば天敵!火神君と黒子君…この二人なら…)」



パッ…



「あっ」

「(まあ、多分…ギリで…いける)」


「黒子っち…」


「……………黄瀬君は強いです。ボクはおろか火神君でも歯が立たない。…けど、力を合わせれば……二人でなら戦える」



よく言ったよテツ!!



「………やっぱ黒子っち変わったっスね…帝光時代にこんなバスケはなかった…けど、そっちもオレを止められない!そして勝って悠音を貰うのはオレっスよ…!黒子っちの連携をお返しすんのはできないっスけど…黒子っちが40分フルに保たない以上…結局ジリ貧するだけじゃないスか」


貰うって私は商品かー?



バシッ



キュッ…


「……そうでもねーぜ!」


「なっ…」


「黒子が黄瀬のマーク!!?」


黒子が黄瀬の前に立った





第7Q 逆よろしく!


(バスケはチームでやるもんなんだよ、涼)






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