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そして控え室では、みんな表情は固かった。

「全員ちょっと気負いすぎよ。
元気でるように一つごほうび考えたわ!

次の試合に勝ったら…みんなのホッペにチューしてあげる!
どーだ!」


リコ先輩は星を飛ばしながらのウインクをする!
可愛いですよー!

「ウフッてなんだよ」

「星だしちゃだめだろ!」



「私じゃないわよっ!!悠音がよ!!」


…リコ先輩今何て言った?
私が…何をするって?



『リコ先輩…、今私が何をするって言いましたか?』


「え、ホッペにチュー」


『はい?』


「「「「「「おっしゃーやるぞ――!!!」」」」」


『何でですかー!!?』


「なによ、この温度差はぁ!!
ガタガタ言わんとシャキっとせんかボケー!!

去年の借りすんだろがええおい!!
一年分利子ついてえらい額になってんぞ、コラ―――!!!」


「わりー、わりー。
分かってるよ…おっしゃ
…行くまえに改めて言っとく、
試合始まればすぐ体感するけど一年はちゃんと腹くくっとけよ正邦は強い!
ぶっちゃけ去年の大敗でオレらはバスケが嫌いになってもうちゃいでバスケやめそうになった」


『…』


…昔のテツみたいだね…


「うわ!暗くなんな!
立ち直ったし!元気だし!むしろ喜んでんだよ!去年とは同じには絶対ならねー。

それだけは確信できるくらい強くなった自身があるからな!
あとは、勝つだけだいくぞ!」


「「「おおう!!!」」」


「……火神くんはバスケを嫌いになったことはありますか?」

「は…?いや…ねぇけど…」

「僕は、僕らはあります。
この試合は先輩達が過去を乗り越える大事な試合だと思うんですだから…」


そして私は先輩たちと会場へと向かった



「それではこれよりAブロック準決勝第一試合
誠凛高校対正邦高校の試合を始めます」


(オレはバスケ嫌いになったりとかはねーし
全部は理解できねーけど最後の言葉だけは分かったぜ)


"だから改めて思いました この試合、絶対…勝ちたいです"





第19Q 改めていました

(昔を思い出す)
(バスケが嫌いになってしまった過去を…)







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