―――――――

「DVD?」

「昨日 撮影部隊が撮ってきた正邦のな
オレらだけ一年レギュラーで何も知んねーからな」

そう言って高尾は緑間に、DVDを見せる


「興味ないのだよ」


「黒子と火神いないからってそーゆーこと言うなって!
決勝はむしろこっちが本命なんだからさ

今日はオフだし帰ってもヒマだろ?」


「いや…」


「決まり!」


「おい」

高尾は有無を言わせず緑間を連れていった。




――――――





『あ、やっぱDVDみてこよーかな…』

そう思って部室に戻ったとき、そこには火神とテツがいた


『あれ?火神とテツもDVDみるのー?』


「あぁ」


「はい、今からこれ見ようと思っていたんですが…」


テツの手には、正邦高校のDVDがあった。


『よーし!!じゃあ見よっかぁ♪』

そしてDVDをセットし、中身を見る。




――――




「なるほどな確かに王者と名乗るだけはある、
DFは特に固いな…ただ…」


「こいつらの動きなんか変…つーか」


(リズムが違う……!?
なんだこの違和感…)





――



「忘れちまったけど
なんか…この学校の練習は特殊なんだと
どーやってっかわかんねーけど
機動力だけがやけに高いDFなら東京最強だとさ」



――





「っとこの坊主頭のDF特にしつこいな」


『ねぇ、思い出したくもないけどテツこの人…』


「はい、中学時代対戦したことがあります。
当時はまだ始めて間もないとはいえ、黄瀬くんを止めたひとです」






―――――――――



「24秒オーバータイム!」

「ありっ!?」

「黄瀬、てめぇ〜。
持ちすぎだバカ!」

「スマッセーン」

「だから、オマエはダメなのだ」

「黄瀬くん…ちゃんとボール回してください」

『…涼、あの人ウザい。』

「あうっ、黒子っち怒ってる!?と言うより悠音は私情挟みまくりじゃないッスか!!」

「黄瀬ェ。
オマエだけだぞオレら5人の中でノルマの20点とってねぇのは」

「スマセンっス。キャプテン!
でも黒子っち…」

「あいつは別だろがァ」

『涼ぉ〜(にっこーり)』

「名前は!?アンタのせいで今日ヤキ入れられるっスよもー!!
あ、悠音がウザいって言ってたッスよ!!」

「津川智紀だ。
何っ!!悠音さんがウザいって!!?」

「そうッス!!それに悠音の後ろになんかおっきな鎌持ってる人いたんッスよ!!?」←

「楽しいなぁー。
人の嫌がる顔はホント楽しい!」

「誰かマーク変わってほしーんスけど!あ、でも悠音に対処法教えて貰ったしこれで頑張ったら悠音とデートして貰うッスから!!」


「「「「おい黄瀬ふざけんなー!!」」」」



――――――――――



「正直オレもあまりやりたくないな、彼とは(だが…確か悠音はあいつの攻略方を…?)」

「オレも…けど、やるとしたら緑間だぞ
DFだけなら全国クラス…てかオマエも止められかねねー

あーらら、終わったなあ誠凛じゃこの鉄壁は崩せねーわ。
残念だけど決勝はやっぱこっちだな。
ちゃんと考えとけよ」


「……分かっているのだよ」



皆が絶望するなか、日向一人が策をおもいついたのだった。


「……あのさ 作戦ってほどじゃねー
…けど一つ思いついた…」


日向主将の策略とは?





第18Q ちょっとせてもらおうぜ

(悠音…確か攻略方法わかってませんでした?)
(えー、なんのこと〜?)







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