「(あーもー…いきなりズッコけたわ〜〜〜〜〜まだ第1Q途中で2コ目のTO使うなんてバカすぎでできないし…)」


はぁ…
テツをシバくのに使っちゃったしー
もう一個のTOは第2Qで使うべきだな



使用は前半(1Q、2Q)で2コ、後半(3Q、4Q)で3コまで


どうするか…



「お?」




キュッ…




「お、中固めてきた…!」

「(てかほぼ、ボックスワンだな。10番(火神)をみんなでフォローしてとにかく黄瀬を止めようってカンジか。)………やんなるぜ、まったく」


ため息をつきながら笠松は…



ヒュッ…パッッ…



3P(スリー)を決めてきた


「おお、一蹴の3P!!」


「「「「「いいぞいいぞ笠松!!
いいぞいいぞ笠松!!」」」」」


「海常レギュラーナメてんのか?ヌリぃにも程があるぜ」


このままじゃ…ジワジワと差が開くだけだな
なにか奇策は…
ないことにはないがな…


「…ふぅ…
ったく…しんどいね…
つくづく」


「「「「ディーフェンス!
ディーフェンス!」」」」


圧倒的に海常が優勢
誠凛は危機的状況
流れも完璧に海常が持ってっている


「くっ……………………。」



キキュッ!!



黄瀬が止めに入る



バシッ!!



黒子のパスが止められる


「なるほど……少しずつ慣れてきたかも…」


『…やっぱり…ジワジワ…差がひいらいてきたな…』


誠凛は焦り始めた
だか、焦れば焦るほど余計に…



バシッ!!




ダンク手前の火神のボールが黄瀬によって弾かれる



「ぐっ…」

「アウト.オブバウンズ!!白ボール!!」


「…そろそろ認めたらどっスか?今の君じゃ「キセキの世代」挑むとか10年早えっスわ」

「なんだと……!?」


「この試合、もう点差は開くことはあっても縮まることはないっスよ。チームとしての陣形(フォーメーション)や戦略以前にまずバスケは「体格(サイズ)のスポーツ」誠凛(キミら)と海常(ウチ)じゃ5人の基本性能(スペック)が違いすぎる。唯一対抗できる可能性があったのはキミっスけど。大体実力はわかったっス。潜在能力(ポテンシャル)は認める。けどオレには及ばない。キミがどんな技をやろうと見ればオレはすぐ倍返しできる。どう足掻いてもオレには勝てねぇスよ。ま…現実は甘くないってことスよ」

「くっ…
クックック…ハッハ…
ハハハハハ……!!」

「……………?」

火神がおかしい。
あっ!!
最初っからかー
悔しいこと言われてるのに大声で笑っている


「ワリーワリーちょっと嬉しくてさァ…そーゆーこと言ってくれる奴久しぶりだったから」

「…………!?」

「アメリカ(向こう)じゃそれがフツーだったんだけどな」

「狽ヲ!?アメリカいたの!?すげぇっっ!!」

「日本(こっち)帰ってバスケから離れたのは早トチリだったわ。ハリ出るぜ、マジで。やっぱ人生、挑戦(チャレンジ)してナンボじゃん。強ぇ奴がいねーと生きがいになんねーだろが勝てねェぐらいがちょうどいい。まだまだ!これからだろ!聞いてねぇゴタク並べんのは早ーんじゃねーの?……おかげでわかったぜ、お前の弱点」

「!?」

「自分から言い出しづらかったのもちょっとわかるわ」


そう言って誰かを探し始める


『テツならここだよー』



ガシッ


「!?」


火神が捕まえたのは黒子


「見えればできる?見えなかったら?そもそも元からウスいのが前提じゃ、やれって方がムリな話だろ、いくら身体能力が優れているオマエでもカゲを極限にウスめるバスケスタイルだけはできない。…つまり、黒子(コイツ)だろ!
お前の弱点!」

「何すんですか」







第6Q てねェぐらいがちょうどいい


(やっぱ涼の弱点はテツだったかー)






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おまけ







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