「それでは、これから誠凛高校対海常高校の練習試合を始めます。」



キュッ…



コート中央に双方のレギュラーが集まった


「…や、あの…だから始めるんで…誠凛、早く5人整列してください。」


いや?
いるし5人??


「あの…います5人」


「「「「……おおぇ!!?」」」」


海常のレギュラーの全員がビックリしていた

片面で練習していた部員達は…


「うおっ…なんだアイツ!?」

「薄っすいな〜カゲ…」

「あんなんがスタメン!?」


と口々に言っていた


まずテツが分からないならあいつらは最弱だな…

(悠音さん…あなたの基準で話さないで下さい…
貴女最強なんで…)


「(うっわ、目の前にいて気づかなかったし…)」

「(ショボ…こりゃ、10番(火神)だけだな、要注意は)」

「てかバスケできんの!?」

「話にならんな…
大口たたくから、もう少しまともな選手が出てくると思ったが」

「……どうですかね。
まあ確かに…まともじゃないかもしんないスね」

「………」


リコは、黙ったまま海常のレギュラーを見て数値化していた



あちゃー
数値見えたか…
(悠音も見ただけで正確な数値が分かる)

「(ちょいと…ヤバくね!?服の上からじゃ全部は視えないけど…てか軒並み数値高っけぇ〜〜〜…正直、さすが全国クラスってカンジね…フィジカルは完全に負けてるかも……
コッチも黒子君と火神君がいるとはいえ…あの二人の力がどこまで通用するか…!?)」

「っし!んじゃまず一本!キッチリいくぞ!」


まずは、海常ボール


あちゃー
幸さんそれじゃあ獲られちゃうよ…


テツに



次の瞬間―――

ボールは海常の主将の手元から離れ、黒子がボールをとっていた


「なっ…(どっから湧きやがったコイツ――――!!?)にぃ〜〜〜〜〜!!?」


黒子は真っ先にゴールの方へ向かった


「(…っと思ったらなんだ…コイツ遅ぇ!!)あ!?」


黒子は火神にパスをして、火神はダンクの姿勢に入った





バギャッ!!





火神のダンクが決まったと思いきや…
火神の手には…

しっかりとリングが握られていた(笑)

「おお?」



「おおぉぇぇ〜!?」

「ゴールぶっこわしやがったぁ!?」

「あっぶね、ボルト一本サビてるよ」

「それでもフツーねぇよ!!」

『ナイスだよ火神!ゴール壊すぐらい朝飯前だよ!!』


一同、口を開けたまま
唖然としていた
他の意味も込めてだが…


「おーリングって思ったよりデケーな、てかお前朝飯前って…」


『あぁ?あんなんボルト錆びてなくても壊せるっての』
(悠音はバスケに関わると正確変わります。)


「そうですね。毎回壊してましたもんね」




爆弾投下




ぇぇぇぇええ!!

と体育館の中にいる人達の心が一つになった


「どーする、黒子と桐月」

「どーするって…まず謝ってそれから…

すみません、ゴール壊れてしまったんで…
全面側のコート使わせてもらえませんか」



『そうそう』



第4Q まとじゃないかもしんないスね

(ゴールって簡単に壊れない??)





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