そんな話をしていたら



バチィ!!



黄瀬にバスケットボールが当たる音がした。


「っと!?った〜ちょ…何?」



あー
痛そうだわ



「せっかくの再会中ワリーな、けどせっかく来てアイサツだけもねーだろちょっと相手してくれよイケメン君。」


「火神!?」

「火神君!?」



「え〜、そんな急に言われても…あーでもキミさっき…よし…やろっか!いいもん見せてくれたお礼、悠音ちょっと持ってて下さいっス!」


黄瀬にネクタイとブレザーを渡れる


『ヤダ』


「え゙、ヒドイっスよ〜」


『仕方ないなーじゃあ帰り自転車で家まで送ってってねー』


「……はいっス!!」


黄瀬はファンが見たら倒れそうな笑顔で明るく笑った


「……!」


そんな時黒子は何かに気づいた

「……っもう!」

「マズいかもしれません」

「え?」

「彼は見たプレイを一瞬で自分のものにする。それに悠音に誘われて絶好調だと思います。」

確かに、あのスピードがらの切り返し…


「…なっ!?(しかもこれって…模倣とかそんなレベルじゃない!完全に自分のものにしてるなんて!?)」


「うおっ、火神もスゲェ!!反応した!?」



ドキャ!!




火神はキレやパワーで負けて…床に座ってしまった

「これが…「キセキの世代」…黒子、お前の友達スゴすぎねぇ!?」

「……あんな人知りません」

「へ?」


「正直さっきまでボクも甘いことを考えていました。でも…数ヶ月会っていないだけなのに…彼は…、予想を遥かに超える速さで「キセキの世代」の才能(センス)は進化してる!」


「ん〜〜、これは…ちょっとな〜」

「?」

「こんな拍子抜けじゃやっぱ…、挨拶だけじゃ帰れないスわ…やっぱ黒子っちと悠音ください。海常(ウチ)においでよ、また一緒にバスケやろう」

「「「「「………なっっ!?」」」」」


体育館の中が一瞬で凍り付いた。



「マジな話、黒子っちと悠音のコトは尊敬してるんスよ、こんなとこじゃ宝の持ち腐れだって
ね?どうスか。」


「そんな風に言ってもらえるのは光栄です…

…丁重にお断りさせていただきます。」


『以下同文でー』


「文脈おかしくねぇ!?そもそもらしくねッスよ!勝つことが全てだったじゃん、なんでもっと強いトコ行かないの?」

「あの時から考えが変わったんです。何より火神君と悠音さんと約束しました。


キミ達を…
「キセキの世代」を倒すと。」


「…やっぱらしくねースよ、そんな冗談言うなんて。それに悠音だって「キセキの世代」の1人じゃないっスか…」




ここで爆弾が投下されました(笑)



「「「「「ぇぇぇええ!!」」」」」


「うそだろ!!悠音ちゃんが?」

日向や他の部員達も騒ぎだした


『はぁ…なんで涼言っちゃうかなー』


「うっ!すいませんっス!」


『まぁ隠してた訳じゃないからいいけどさー、改めて自己紹介します。「キセキの世代」の1人、「キセキの魔術師」又は「コート上の魔術師」の桐月悠音です。』



悠音が自己紹介し終えたあと体育館の中でワーだのえーだのと部員の叫び声が聞こえてきた



「うそっΣ!?悠音ちゃんがあの有名なっ!
帝光中学校女子バスケ部主将兼「キセキの世代」帝光中学校男子バスケ部マネ兼コーチで両者共に全中三連覇に導いて、キセキの世代より強く『キセキの魔術師(マジシャン)』または『コート上の魔術師(マジシャン)』と呼ばれていたっ!!」


『あはは…そうです。リコ先輩』



そんなことを話していると

「………ハハッ(これが「キセキの世代」…、スゲーわマジ…ニヤけちまう…しかももっと強ーのがまだ4人もいんのかよ!?それに桐月もなんてな…)ったく…なんだよ…オレのセリフとんな黒子。」

「冗談苦手なのは変わってません
本気です。」







第3Q 本です

(バレたならしょうがないなー)






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