4
そんな話をしていたら
バチィ!!
黄瀬にバスケットボールが当たる音がした。
「っと!?った〜ちょ…何?」
あー
痛そうだわ
「せっかくの再会中ワリーな、けどせっかく来てアイサツだけもねーだろちょっと相手してくれよイケメン君。」
「火神!?」
「火神君!?」
「え〜、そんな急に言われても…あーでもキミさっき…よし…やろっか!いいもん見せてくれたお礼、悠音ちょっと持ってて下さいっス!」
黄瀬にネクタイとブレザーを渡れる
『ヤダ』
「え゙、ヒドイっスよ〜」
『仕方ないなーじゃあ帰り自転車で家まで送ってってねー』
「……はいっス!!」
黄瀬はファンが見たら倒れそうな笑顔で明るく笑った
「……!」
そんな時黒子は何かに気づいた
「……っもう!」
「マズいかもしれません」
「え?」
「彼は見たプレイを一瞬で自分のものにする。それに悠音に誘われて絶好調だと思います。」
確かに、あのスピードがらの切り返し…
「…なっ!?(しかもこれって…模倣とかそんなレベルじゃない!完全に自分のものにしてるなんて!?)」
「うおっ、火神もスゲェ!!反応した!?」
ドキャ!!
火神はキレやパワーで負けて…床に座ってしまった
「これが…「キセキの世代」…黒子、お前の友達スゴすぎねぇ!?」
「……あんな人知りません」
「へ?」
「正直さっきまでボクも甘いことを考えていました。でも…数ヶ月会っていないだけなのに…彼は…、予想を遥かに超える速さで「キセキの世代」の才能(センス)は進化してる!」
「ん〜〜、これは…ちょっとな〜」
「?」
「こんな拍子抜けじゃやっぱ…、挨拶だけじゃ帰れないスわ…やっぱ黒子っちと悠音ください。海常(ウチ)においでよ、また一緒にバスケやろう」
「「「「「………なっっ!?」」」」」
体育館の中が一瞬で凍り付いた。
「マジな話、黒子っちと悠音のコトは尊敬してるんスよ、こんなとこじゃ宝の持ち腐れだって
ね?どうスか。」
「そんな風に言ってもらえるのは光栄です…
…丁重にお断りさせていただきます。」
『以下同文でー』
「文脈おかしくねぇ!?そもそもらしくねッスよ!勝つことが全てだったじゃん、なんでもっと強いトコ行かないの?」
「あの時から考えが変わったんです。何より火神君と悠音さんと約束しました。
キミ達を…
「キセキの世代」を倒すと。」
「…やっぱらしくねースよ、そんな冗談言うなんて。それに悠音だって「キセキの世代」の1人じゃないっスか…」
ここで爆弾が投下されました(笑)
「「「「「ぇぇぇええ!!」」」」」
「うそだろ!!悠音ちゃんが?」
日向や他の部員達も騒ぎだした
『はぁ…なんで涼言っちゃうかなー』
「うっ!すいませんっス!」
『まぁ隠してた訳じゃないからいいけどさー、改めて自己紹介します。「キセキの世代」の1人、「キセキの魔術師」又は「コート上の魔術師」の桐月悠音です。』
悠音が自己紹介し終えたあと体育館の中でワーだのえーだのと部員の叫び声が聞こえてきた
「うそっΣ!?悠音ちゃんがあの有名なっ!
帝光中学校女子バスケ部主将兼「キセキの世代」帝光中学校男子バスケ部マネ兼コーチで両者共に全中三連覇に導いて、キセキの世代より強く『キセキの魔術師(マジシャン)』または『コート上の魔術師(マジシャン)』と呼ばれていたっ!!」
『あはは…そうです。リコ先輩』
そんなことを話していると
「………ハハッ(これが「キセキの世代」…、スゲーわマジ…ニヤけちまう…しかももっと強ーのがまだ4人もいんのかよ!?それに桐月もなんてな…)ったく…なんだよ…オレのセリフとんな黒子。」
「冗談苦手なのは変わってません
本気です。」
第3Q 本気です
(バレたならしょうがないなー)
next オマケ
← | →