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「……アイツは…」
「……!!
(「キセキの世代」の…
なんでここに…!?)」
「………お久しぶりです。」
「「「「「「「黄瀬涼太!!」」」」」」」
「ひさしぶり。
スイマセン。
マジであの…え〜と…
てゆーか5分待っててもらっていいスか?」
「………!!(コイツが…!!)」
火神の発していたオーラが一気に変わった。
はぁ…
相変わらずだなー涼は…
「…なっ、なんでここに!?」
「いやー次の相手誠凛って聞いて黒子っちが入ったの思い出したんで挨拶に来たんスよ
中学の時一番仲良かったしね!」
「フツーでしたけど」
「ヒドッ!!!」
「…どっち?」
黄瀬はその場で泣きだした
「すげー
ガッツリ特集されてる……」
中学二年からバスケを始めるも恵まれた体格とセンスで
瞬く間に強豪・帝光でレギュラー入り
他の4人と比べると経験値の浅さはあるが
急成長を続けるオールラウンダー
「「「「「「中二から!?」」」」」」
全員の声が一致した
黄瀬は首を横に振ってこう言った
「いやあの…大ゲサなんスよその記事、ホント「キセキの世代」なんて呼ばれるのは嬉しいけど…つまりその中でオレは一番下っぱってだけッスわ〜だから黒子っちとオレはよくイビられたよ、な〜」
同意を求める黄瀬だが黒子は…
「ボクは別になかったです。てゆーかチョイチョイテキトーなコト言わないでください」
と毒舌ぶりを発揮していた
「アレ!?オレだけ!?というより此処に悠音いるッスよね〜」
…目敏いなー
なんで知ってんだろ?
「悠音ー」
バッ!
ギュッ!!
黄瀬は悠音の名を叫びながら水戸部の後ろに隠れていた悠音に抱きついた
幻覚で涼にしっぽが付いてるように見えてきた…
ホント大型犬だなー
バシッ
悠音は抱きついてきた黄瀬の頭にチョップをした
「痛いっスよ〜!!てか何で高校教えてくれなかったんスかっ!?「キセキの世代」の皆大変だったんスよ〜」
『だってどこに行くか言ったら皆推薦でも何でも使ってついてくるじゃん』
「そうっスけど…」
『まぁぶっちゃけ面倒だったしー』
(((((あっ!この子言っちゃったよ!!)))))
『特に五月蝿かったのって真(しん)でしょー占いがーとか言って』
「はいっス!」
やっぱりな〜
真かー
主将辺りも五月蝿そうだなー
((((てか、悠音ちゃんって何者!!?/by誠凛一同))))
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