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目の前には
<男子バスケ部新人戦関東大会出場!!>
と言う見出しの校内新聞があった。
「へー…ここのバスケ部って結構すげー…のかな?」
「すごいですよ」
テツがいた。
「………………!!」
次の瞬間、火神がキレた。
「テメーは!フツーに出ろ!!
イヒョーをつくな!!!」
『私は気付いてたよー』
黒子は口元に手を当てて
「しーっ」とやった。
目の前は図書室だから静かにしなければいけない。
その仕草に火神の堪忍袋の緒が切れた。
ブチッ
あっ!ブチッっていったよっ!!
「おちょくってんのか?おちょくってんだよな?オイコラ!」
火神が黒子の頭を鷲掴みにし、黒子の首のあたりからグキッと言う音がした。
グキッって言ったんだけどー
大丈夫なのかー?
『ちょっと!私のテツに乱暴なことしないでよね!!』
「(/////悠音さん)…違います。」
嗚呼…痛そう…
「(マジ信じらんねー、普段は影が薄いだけのコイツが…バスケじゃ幻の6人目なんて呼ばわれてるなんて…
それに桐月も何者だよ…
……そーいやなんでだ?
他の「キセキの世代」はみんなもっと強豪に行ったんだよな?なんでコイツは行かなかったんだ!?)おい、黒子…」
その頃彼は悠音を連れてすでにどこかへ消えていた。
「どーでもいいか、そんなこと…
まずは……(次会った時ブッ殺そう……)」
そう思いながら
彼は鉄工を破壊しながら教室に戻った。
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