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INマジバーガー
「………なんでまたいんだよ…」
「好きだからです。ここのバニラシェイク」
『あっ!因みに私はテツに誘われたからー』
といい悠音はイチゴシェイクを飲んでいた
「どっか違う席行けよ」
「いやです」
『お前何様だよ★』
悠音の背後には黒い空気が漂っていた(笑)
「(こえー…)仲いいと思われんだろが…」
「だって先座ってたのボクと悠音さんですもん」
『ホントだよねー』
「…ホラよ」
「?」
「一個やる」
火神は黒子に向かってハンバーガーを投げた
『…………(てか、あれだけでいくらするんだろう…??)』
ちょっと場違いなことを考えていた悠音だった
(まぁごもっともな疑問ですがね…)
「バスケ弱い奴に興味はねー…が、オマエのこと、それ一個分位は認めてやる」
「…どうも」
その後、火神がマジバをたいらげ、店を出た
――――。
「…「キセキの世代」ってのはどんぐらい強ーんだよ?」
「『?』」
「じゃあ俺が今やったらどうなる?」
「…瞬殺されます」
『あはは…自殺行為??あの世で元気でねー逝ってらっしゃい^^』
私って「キセキの世代」になるよなぁ〜
なら、何がなんでも無理だよ
凄く爽やかな笑顔で言い切った悠音
「もっと違う言い方ねーのかよ…(てか、桐月が一番ヒデーよ!!)」
『ないねっ!!』
「ただでさえ、天才の5人(悠音さんは除いて)が今年それぞれ違う強豪校に進学しました」
『間違いなく、その中のどこかが頂点に立つよ』
「…ハッハハハ!いいね!火ィつくぜそーゆーの!」
『………(熱血くんだなー)』
「…決めた!そいつら全員ぶっ倒して日本一になってやる!」
『「ムリ(だと思います)」』
「ぅおいっ!!!」
「潜在能力だけならわかりませんが、でも今の完成度では彼等の足元にも及ばない(それに悠音も「キセキの世代」の一人ですから…)」
『一人じゃ絶対ムリだね(まぁ私を倒せたらー)』
「…ボクも決めました」
『ふふ…』
「ボクは脇役だ…でも、影は光が強いほど濃くなり、光の白さを際立たせる
主役の影として、ボクも主役を日本一にする」
「…ハッ言うね!勝手にしろよ」
「頑張ります」
『テツが決めたならな、私もサポートしてあげるよ』
どこまでも上から目線な悠音
「……よろしくお願いしますね?悠音さん」
『分かってる』
第1Q 黒子はボクです
(きっとここでならバスケをする意味を見つけられるかもしれない…―――。)
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