総悟ルート
私は…。
『総悟!!』
「お。名前。」
『…なにしてんの?』
「土方のマヨネーズにからし
混ぜてまさァ。」
またか…。
でもなぜだか憎めない。
それはやっぱり好きだから?
「で、どうしたんでィ。慌てて。」
『あー、えっと…。』
私がなんと言ったらいいか悩んでると
ニヤリと総悟が笑った。
「さては好きな人がわかったん
ですねィ。で、俺の所に来たって事は
俺が好きなんですかいィ?」
ジリジリと近づいてくる総悟から
ジリジリと距離を置く…。
『（どっから来るのその自信…。
合ってるんだけどね。）う、うん。』
「…は?」
『え、だから総悟が好き。』
言うのは恥ずかしいが総悟が
気づいているから好きと言うのも
時間の問題だ。
だったら言っておこう。
「ほ、本当ですかィ?」
『う、うん…。』
ガバッといきなりしゃがんだ。
な、なんなんだ!?
『総悟?』
「あー。今顔見ねェでくだせィ。
絶対赤いから!!」
『…。』
なんだそれ。
『…可愛い。』
「名前…。」
『ごめん!!ごめん!!』
「…あ、じゃあこれからは遠慮しな
くてもいいんですねィ。」
『え。』
下を向いてるから分からないが
きっと笑顔だろう…。
『え、いや。』
「名前。なに逃げてんです。」
ガシリと腰を捕まれて逃げられない。
ちょっと待てよ!!今ものすごい
甘い感じだったじゃん!!
『ちょっと!!さっきのムードは!?』
「最終回でムードなんか気にしてられ
ねェでさァ。」
『最終回だから気にしろよ。』
「まぁまぁ。」
『まぁまぁじゃなくて近い近い!!』
「大丈夫でさァ。銀魂なんか下ネタの
オンパレードですし。」
『そういう事じゃないから!!
一応6時に放送してるから!!
親しい中にも礼儀あり!!』
「礼儀あっての行動でさァ。」
『どこが!!』
「総悟ォ!!屯所でなにやってんだ
てめー!!」
「げ。土方、」
なぜか後ろに銀時もいる。
珍しい事もあるもんだ。あれ?
神楽ちゃんもいる。
「名前!なんでこんなの
選んだネ!!有り得ないヨ!!」
「なんでィ。チャイナ。」
「名前…。高杉といたからか!?
お前の趣味がノーマルではないのは。」
『人をアブノーマルみたいに言うな。
私は別にMで総悟に苛めもらいたい
とかそういう思考じゃないから。』
「え。」
『なんで総悟が驚いてんのよ!!』
私んな気サラサラないからね!!
絶対やだからね!!
「冗談でさァ。普通に付き合い
ませよ。」
「お前の普通は普通じゃねぇから
皆慌ててんだろ。」
「そうネ。名前に何か
あったらと駆けつけて来たね。」
「俺の育て方が間違っていた…。」
そこ私を見て泣かないでくれるかな?
私は少なくとも銀時よりはましに
生きてるつもりだ。
「名前。なんで総悟なんだ?
日々のサドっぷりをみながら選んだ
って事はよっぽどの…。」
「さっちゃんの影響アルか?」
『だからMじゃないし!!』
「大丈夫でさァ。俺がサドを
発揮するのは土方さんだけでさァ。」
「特別みたいに言ってるが全然嬉しく
ないからな。」
「え。M土方が?」
「Mじゃねェェ!!ってか俺だけって
言ってるがお前は十分ほかにも
サドだ!!」
うん。色んな所で発揮してるよね。
「…名前。サドスティック星に
行くのか?王女になるのか!!」
『銀時ー。戻ってこーい。』
「まぁまぁ。土方。旦那に渡すのと
俺と名前がくっつくの
どっちがいいんでさァ。」
「俺の方がましだろ。って顔して
るがどっちも嫌だからな。」
「いーじゃねぇですかィ。
真選組にこのままいれるんですから」
「…それもそうか?なんか納得
いかねぇけど万事屋に名前が
行くよりいいか。」
「冗談でさァ。普通に付き合い
ませよ。」
「お前の普通は普通じゃねぇから
皆慌ててんだろ。」
「そうネ。名前に何か
あったらと駆けつけて来たね。」
「俺の育て方が間違っていた…。」
そこ私を見て泣かないでくれるかな?
私は少なくとも銀時よりはましに
生きてるつもりだ。
「名前。なんで総悟なんだ?
日々のサドっぷりをみながら選んだ
って事はよっぽどの…。」
「さっちゃんの影響アルか?」
『だからMじゃないし!!』
「大丈夫でさァ。俺がサドを
発揮するのは土方さんだけでさァ。」
「特別みたいに言ってるが全然嬉しく
ないからな。」
「え。M土方が?」
「Mじゃねェェ!!ってか俺だけって
言ってるがお前は十分ほかにも
サドだ!!」
うん。色んな所で発揮してるよね。
「…名前。サドスティック星に
行くのか?王女になるのか!!」
『銀時ー。戻ってこーい。』
「まぁまぁ。土方。旦那に渡すのと
俺と名前がくっつくの
どっちがいいんでさァ。」
「俺の方がましだろ。って顔して
るがどっちも嫌だからな。」
「いーじゃねぇですかィ。
真選組にこのままいれるんですから」
「…それもそうか?なんか納得
いかねぇけど万事屋に名前が
行くよりいいか。」
「って事で土方さんも納得して
くれやしたし。旦那あきらめなせェ。」
「俺の指導が!!」
『なんか過去の過ちを振り返ってるよ』
「じゃあほっときやしょう。
じゃ、俺たちはこれで。」
『ぇ、うわっ!!』
手をひかれ逃げる。どこ行くわけ!?
「待てコラァ!!私は許さないネ!!
銀ちゃん!!」
「は!!総一郎くん!!名前が
欲しかったら俺を倒してから
いけ!!」
お前は私の父親か。
「ふーん。」
『うわっ。』
いきなり方向転換し銀時たちの
方を向きどこからか…。
『バズーカ…。』
ズカン!!
「「「ギャー!!!」」」
「一撃必殺。」
『…イリュージョン☆』
そのバズーカどこからか出した?
「さ、行きやしょうか。」
『どこに?』
「どこでもいいでさァ。
デートしやしょう。」
デ…。総悟とデート…。
ずさっ!と後ずさる。総悟とデート!!
「何照れてんでィ。」
『顔を赤らめるな!!可愛いけど!!
あ、いやスミマセン。いや違くて!!
やだ!!』
「っ…。」
『いや、んなショックを受けなくても。総悟が嫌なんじゃなくて首輪が嫌だ。』
「首輪?」
『いつかの巻で首輪付けてデート
したんでしょ!?私は嫌だから!!』
恥ずかしすぎる!!有り得ない!!
「あぁ。名前もやりたいん
ですかィ?仕方ねェですねィ。」
『人の話聞いてた!!?やだってば!!』
「冗談でさァ。やりやせんよ。
普通に行きやしょう。」
手をすっと出される。
それだけの事でときめく。
…これ銀魂だよね?
『（私はいつからこんな乙女に
なったんだか…。）』
「とりあえず団子でも食べやしょう。」
『うん。』
いつも総悟が巡回をサボって行く
団子屋に座る。
「名前はなんで俺が好きなんで
すかィ?」
『ぐふっ!』
団子が喉につまる。総悟がお茶を
渡してくれた。
それを頑張って飲む。
『…はー。ありがとう。』
「いいえ。で。」
『で、と言われても…。好きだと
気づいたのはさっきだし…。
もしいうならさりげなく優しい所?』
「俺はいつだって優しいでさァ。
コルステロールの取り過ぎだから
あぁやって土方さんのマヨネーズも
変えてんでさぁ。」
『それは明らかに嫌がらせだから。
わかりずらい優しさだね。』
そののが優しさだったら
世界は平和だろう。
きっと親切だらけだ…。
『多分似てたからかな?』
「俺と名前が?」
『うん。周りに年上ばっかで
同年代と遊ぶ事を知らない。
でも総悟は分かってくれてるからこそ
私を連れ出してくれた。』
前に行った事のないところに行こうと
言ってくれた。
「そうでした。名前の
行った事のない所に行きやしょう。」
『え、今から?』
「ゲーセン行って映画見て名前が
したことないことするのが約束
でしょう?」
『…。』
総悟はあの時みたくカッコよくて
好きになってよかったと感じた。
「行かないんですかィ?」
『総悟がしたことない事は?』
「え?」
『同年代の友達いなかったんでしょ？
まぁ、私は年上だけど、一緒に
やろうよ。』
「…いいんですかィ?」
『うん。私はほとんどやった事が
ないから色々教えてね。』
「…俺が好きなのは人の気持ちをすぐ
読んで皆に気を使う。
なんだかんだ言って人をほっとけなくて優しいからでさァ。」
『な、なにが?』
「俺が名前を好きな所。」
『…////』
「あ、赤くなってまさァ。可愛い。」
『か、からかうな!!』
んな恥ずかしい事をなんでんな
すんなり言える訳よ!!
「最初名前が告白して驚いたのは
てっきり土方さんの所にいくと
思ったからでィ。」
『へ。』
なんだか総悟が大人しいです!!
あ、真面目な話ね。ごめん。
「…あいつは副長の座も姉上も俺から
奪ってった。近藤さんも皆も土方のが
頼れるんだと思う。だから名前も
『私は総悟がいい。』
「ははっ。あんたも趣味が悪ィでさァ」
『それ自分で言う!?』
私は後悔なんてしない。
２人で歩いていこう。