予感


夏真っ盛り来週に夏休みを
貰って気分ウキウキな私に
暑苦しいゴリラがやってきた。

「妙ちゃんに?」

「そう!!夏休み一緒に海に行きま
せんか!って誘ってください!!」

「え。自分で行けよ。」

「あれ?なんか敬語なくなった?」

「…心を許したんです。」

「今の間は何ィィ!!…え。本当に!!」

「はい。もうゴリラに愛着
沸いちゃって困ってます。あはは。」

「何その棒読み…。ってか
ゴリラじゃないからね!!」

「で、夏休みが?」

「あ、あぁ!!海にな。ホテルもとったんだよ。」

「はぁ…。」

まったく。毎度毎度…。
ホテルとか金だけかけて。まったく。
トシも大変だなぁ。

「で、で!!夕方海辺を散歩して
俺とお妙さんの愛を深めるっていう
プランなんだけど。名前ちゃん。」
「そうですね。タダだからホテルには
来ると思うけど、愛は深まらないよ」

「いや!部屋に押しかけるっていう
手も…。」

「鼻血をふいてください。
修学旅行じゃないんですから。」

「いーじゃねぇですかィ。
名前。行きやしょう。海。」

「総悟。」

「近藤さん。勿論俺たちの部屋も
ありますよねィ?」

「ああ!!」


「またにはいいんじゃねーか。
休めよ。」

「トシ。あんたには言われたくない。」

「2人とも働きすぎたからなー。
休め、休め!!って事で名前ちゃん
よろしく!!」

「はぁ…。別にいいけどさぁ。」

私の予感があたるなら
きっと大変な事になるだろう…。

「なんかあんのか?」

「いや…。まぁ、嵐の予感ですね。」

「嵐、嵐。OH、」

『dreamー。』

「著作権とかあるから。」

「はい。行ってきます。」

「お妙さんによろしくー!!」

「はいはい。」



「名前ちゃん!!」

「あ、妙ちゃん久しぶり。
あのね「私たちの見方よね!!」は?」

「来て!!今会議中だから!!」

「え。いや、あの…。」

グイグイと手を引っ張られて
一室に連れてこられた。
そこには見慣れた面々が…。

「あ、嫌な予感的中。」

「なんの話アルか?」

「いや、嵐は格好いいよね。って。」

「やっぱり松●゙ュンよね。」

「私相●君が好きネ。」

「ニ●でしょー。」

「いや、嵐はもういいから。
名前。お前も拉致られた訳?」

「…銀時は拉致られたの?」

「姉上。今日はどうしたんですか?
名前さんまで呼んで。」

「いや、私は妙ちゃんに用事が…。」

 
「あら、そうなの。どうかした?
…まさかあのゴリラの事?
名前ちゃんをパシるなんて
いい「私は後でいいから!!」

「で、どうしたアルか?姉御。」

「勿論ゴリラの事よ。この夏こそ
抹殺してやるわ。で、殺るなら
いっぺんがいいと思って。ふふ。」

「新八ィィ!!怖くね!!あれ?今夏だよね!?背中に悪寒が…。」

「名前さん!!頼みます!!」

「いっぺんって事はもう一人
ストーカーが?」

「違うわよ。そんなのいたら
やっていけないわ。ふふっ。
九ちゃんなんだけどね。」

「九ちゃん?」

カラリという音とともに可愛い
女の子が入ってきた。
だけどズボンだ。もったいない…。

「九ちゃん。この方が名前ちゃん
よ。名前ちゃん。こちら私の
新友。九ちゃんよ。」

「柳生 九「若ー!!」うわぁぁ!!」

一人の男性が入ってきたと思ったら
九ちゃんに触れてしまい何故だか
投げられた。

「銀時の周りって怪力ばっかね…。」

「名前はか弱い可愛い女の子
だ。だからお願い助けて…(泣)」

「あー。よしよし。
九ちゃん?名前だよ。」
 
「妙ちゃんから聞いている。
名前さん。よろしく頼む。」

「はぁ。…何を?」

「私はゴリラを…。」

「僕は東城を、どうにかしてもらい
たい。」

「えっと…。東城ってのは…。」

襖に頭を突っ込んでる男を指さす。
九ちゃんがコクンと頷く。

「過保護すぎるんだ…。」

「なる程。過保護は大変よねー。」

ジトーと銀時を見ると汗をダラダラ
たらして目をそむけた。

「心配なんですよ!!若!」

「そうなんだよなー。
なにかあったらどうするんだよ。」

「そうですね!!可愛い若にもしもの
事があったら!?」

「そうだぞ!!只でさえあんなムサい
所にいんだからよぉ。銀さん心配で
心配で…。」

「はいはい。じゃ、嫌われたくなかったらもうちょっと離れましょうねー。」

『…無理。』

「ん?」

チャキン
私の十八番(おはこ)
どっからでもナイフをだす。

『スミマセン。』

「まぁ、近藤さんには私からいっとく
し、九ちゃんに関しては妙ちゃんの家に
泊まるとかね。」

「えぇ。九ちゃんいつでも来てね。」

「うん!!名前さん。ありがとう。」
「いえいえ。」

「あ、名前さんはなにか用事が
あったんじゃ。」

「あー。夏休みが貰えてね。」
 

「キャッホーイ!!名前泊まりに
来るアルか!!」

「名前ー。銀さん名前の
飯が食いたーい。もう3日も豆パン
なんだよ…。(泣)」

「うん。それはいいんだけど妙ちゃん。あのね、海にいきませんか…?」

「海?あら、いいわね。」

「…ゴリラからですが。」

「あら、最悪ね。」

「でも、ホテルはタダだし。
人もほとんどいない貸切状態。
綺麗なホテルに綺麗な海で俺と愛を
深めませんか。いや、だからそれは
無理だってー。」

「ノリツッコミわかんねーよ。」

「まったく。でもホテルに海は
いいわね。」

「近藤さんも金持ちですねー。」

「いや、松平のとっぁんが
キャバクラの女の人といくって言ってたんだけど私がイラつき半分に奥さんに
バラしちゃった☆」

「怪力はないけど名前が
一番怖いネ。裏があるネ。」

「神楽。お前は軽く言ってるけど
それは事実だ。」

「で、そのホテルが空いたから的な。
あ、九ちゃんもどう?そしたら妙ちゃんも来やすいでしょ?」

「妙ちゃんとお泊まり…。
ぼ、僕も行っていいのか?」

「全然いいよ!!女の子が多いのは
嬉しいし。あ、神楽ちゃんもね。」

「キャッホーイ!!」

「いけません若!!真選組などという
ムサい集まり!!」

「東城。お前もムサいぞ。」

「え。何?それって名前も行くの!!あのムッツリな大串君と共にィィ!!」
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「うん。それはいいんだけど妙ちゃん。あのね、海にいきませんか…?」

「海?あら、いいわね。」

「…ゴリラからですが。」

「あら、最悪ね。」

「でも、ホテルはタダだし。
人もほとんどいない貸切状態。
綺麗なホテルに綺麗な海で俺と愛を
深めませんか。いや、だからそれは
無理だってー。」

「ノリツッコミわかんねーよ。」

「まったく。でもホテルに海は
いいわね。」

「近藤さんも金持ちですねー。」

「いや、松平のとっぁんが
キャバクラの女の人といくって言ってたんだけど私がイラつき半分に奥さんに
バラしちゃった☆」

「怪力はないけど名前が
一番怖いネ。裏があるネ。」

「神楽。お前は軽く言ってるけど
それは事実だ。」

「で、そのホテルが空いたから的な。
あ、九ちゃんもどう?そしたら妙ちゃんも来やすいでしょ?」

「妙ちゃんとお泊まり…。
ぼ、僕も行っていいのか?」

「全然いいよ!!女の子が多いのは
嬉しいし。あ、神楽ちゃんもね。」

「キャッホーイ!!」

「いけません若!!真選組などという
ムサい集まり!!」

「東城。お前もムサいぞ。」

「え。何?それって名前も行くの!!あのムッツリな大串君と共にィィ!!」


「しょうがないじゃん!!」

「東城。お前がなんといおうと
僕は行くからな。」

「若が行くなら私もついていきます!!」

「俺も行くからな。総一郎君とか
手早そうだし。」

「総悟ね。あぁ…。嫌な予感的中
しちゃったよ…。」

「ま、仕方ないですね。」

「退君とジミーな休暇が取りたかった
な…。」

「名前さん。なるべく僕が
止めますから。」

「頼むよ新八君。」

妙ちゃんだけだったのに何故だか
皆さん行く気満々ですな。

「トシ怒るだろうなぁー。」

嫌な予感は的中したが
今年の夏は楽しくなりそうだ。

早く夏休みにならないかな♪
なんて子供の様にはしゃいでる
8月前…。




オマケ

「万事屋が!!」

「新八君は将来の弟だからな。」

「旦那の過保護もここまでくると
やりすぎでィ。」

「でも、九ちゃんが来てくれる分
妙ちゃんはあんまり暴れないと思うよ」

「まぁ、お妙さんを誘えただけでも
いいさ!!勲楽しみ♪」

「近藤さん。その自分で勲っていうの
辞めた方がいいぜ。」


夏はこれから。




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