うそついてみた
恭さんver
「恭ちゃん恭ちゃん」
「・・・」
「恭ちゃん俺さ、実は・・・転校することになったんだ・・・」
「・・・」
「まだ誰にも言ってないけど、恭には伝えたくて」
「・・・そうか」
「うん」
「いつ」
「明日・・・」
「そうか」
「・・・え?」
「もう時間だし帰る」
「えっ、ちょっ」
「何」
「いや、あの、何かもうちょっと引き止めるとか悲しみの涙とか!」
「・・・」
「え、何なのクールビューティー恭さんにそんなこと求めた俺が悪かったの!?全責任は俺なの!?」
「・・・」
「ほらこんなに叫んでも何のリアクションもないのねだけどそんな君がSUKIDAYO!!」
「(・・・煩い)」
十悟君ver
「たっかすぎさん!」
「んあー?」
「漫画読んでるところ申し訳ないんですけど、報告がありまして」
「んー」
「俺、結婚するんです!」
「ふーん」
「(くっ・・・手強い!だけど恭ちゃんで免疫力ついた俺は一味違うぜ!)なんで高杉さんにスピーチをお願いしたくて」
「あー」
「はい!」
「そういやさあ」
「はい!」
「エイプリルフールでついた嘘って、現実にならないっていうジンクスあるの知ってた?」
「はいっ・・・・・・え?」
「よっ独身貴族!」
「なっ、まっ!いやいやいや俺結婚しますよ!幸せで子宝に恵まれまくりますよ!」
「お一人様日本一!」
「いいいいやあああああっ!!」