漆黒の特急@


アニメ:701〜704話



蘭ちゃんたちとはベルツリー急行の車内で待ち合わせをした
私は沖矢さんたちと一緒にに車内に入る


「沖矢さん、私は哀ちゃんと一緒にいたらいいんですね?」

「はい、何かあったらすぐに連絡してください
 こっちも何かあったら連絡します」

「分かりました」

「なまえちゃん
 今日は頑張りましょ〜」

「はい、有希子さんもよろしくお願いします」


私が蘭ちゃんたちの部屋に着くと、ちょうど部屋を出ようとしているところだった


「どうしたの?」

「あ、なまえ!これよこれ!」


園子ちゃんが渡してきた手紙には『おめでとう!あなたは共犯者に選ばれました』と書いてあった
私は訳も分からぬまま、途中で合流したらしい真純ちゃんと蘭ちゃんと園子ちゃんと8号車に向かうことになった


「楽しそうだな、なまえ」

「えへへ、少しね
 真純ちゃんも楽しそうだね
 私好きだよ、みんなでわちゃわちゃするの」


私は少し緊張していた
組織の仲間にここであったら…
平然を装っているのは誰にもバレていないようで、安心した

すると、真純ちゃんは私に抱き付いてきた
頬擦りしてきたので、少しくすぐったかった


「ああ、なまえは本当に可愛いなあ!
 秀兄が好きになるのも分かるよ!
 ま、なまえには沖矢さんがいるけどさ」

「あ、赤井さんは…」

「なまえー!世良さん早く!
 探偵役が来ちゃうわよ!」


私たちは急いで8号車に向かった
8号車で被害者役の人と部屋を交代した


「探偵役って誰だろうね」

「案外、コナンくんかもしれないな!」

「あはは、コナンくんだったらいいな」


そんな時、携帯にメールが来た
沖矢さんから『ベルモットを見つけた』と
どうやら、赤井さんに変装しているらしい

そして哀ちゃんの元に向かうように指示がきた
哀ちゃんの元に行かなきゃと思ったのと同時にドアが開いた


「あ、コナンくんたち…」

「え?」


新一が驚いた顔をしていたので、探偵役だとすぐに分かった
哀ちゃんも一緒のようで、ナイスタイミングだったなと思い、子どもたちと行動を共にすることにした

入れ替わっていることは勿論バラさないと蘭ちゃんたちと約束してから


「おっかしいなあ…
 車両を数え間違えた気はしなかったけど…」

「仕方ないですよ
 車両番号は車体にしか入ってませんし、部屋の扉にはアルファベット1文字しか表示されていませんから…」


すると、近くの部屋のドアが開いた


「おお!どうじゃった?推理クイズの方は?」

「え?博士
 その部屋6号車の俺たちの部屋か!?」

「あぁ…」


その時、私は誰かに手を引かれ、隣の部屋に引きずり込まれた