True love stories never have endings
(本物の愛の物語には、結末なんてない。)


降谷と安室とめんどくさい恋をする

好きになるのになんて理由はいらない



「……あ………ああ……」

唇が離れた
私の顔は相当真っ赤だろう
全身が熱くて、どうしたらいいのかわからない感情が私の中を駆け巡っていた


「なまえ、さっきの好きはこういう意味であってる?」


こいつ、確信犯だな
もし間違ってたらどうするつもりだ

私は無言でうなずいた


「……降谷は私のどこを好きになったの?」


「好きになるのに理由なんているのか?」


「いらない」


簡潔にそう答えると、降谷は嬉しそうに笑った
私は少し照れくさくて、へらっと笑った