True love stories never have endings
(本物の愛の物語には、結末なんてない。)


降谷と安室とめんどくさい恋をする

敵か味方か



※降谷視点


ベルモットから聞いた位置情報の場所に着いた
風見にはさっき連絡を入れた
合図があるまで近寄るなと指示した
風見の事だから、ギリギリまでは来てくれるだろう


「俺は、上から援護する」


赤井が静かに階段を駆け上がっていく
俺はコナンくんと一緒に走り出す

なまえどこだ







「見られたからにはお前を殺す」


「ジン、あの人はまだ待てと言っているわ」


「何故だ?」


「この子、会社で相当凄かったみたいなのよ
 特に、ハッキングや情報分析とか」


「組織に迎い入れるということか?」


「この子が拒絶しない限りはそうするつもりでしょうね」


目の前で繰り広げられる物騒な発言を私は黙って聞いていた
そういえば、ハッキングみたいなことやらされたことがあった気がする
あれって、このことだったんだ


気づかぬうちにこの人たちに協力していた…?

零が知ったら、私をどう思うかな

ああ、しばらくしたら零と結婚して、幸せになるって思ってたのに
何でこんなことになってるんだろ
就職先間違えたのかな


人生の後悔を色々考えていると、ジンという人に頬をつかまれた


「なかなかいい女だしな」


「ひっ」


「怯える顔も悪くねぇ」


ジンという人の手が私の頬を撫でる
鳥肌が立った


「ジン……」


「ベルモット、ずいぶんこの女がお気に入りみたいだな?」


「まあね」



意味深に笑うベルモット
零に居場所を教えたり…敵なのか味方なのか分からない