True love stories never have endings
(本物の愛の物語には、結末なんてない。)


降谷と安室とめんどくさい恋をする

少し似ている



次の日、嫌だなと思いながらも出勤する
入り口に入ったところで、社長に声をかけられた


「みょうじくん!ちょっといいかな」


「え?はい」


私はもっていた鞄を強く抱きしめた
嫌な予感がする、でも断れば怪しまれる

社長室に案内され、座らせられる

すると、スクリーンに昨日の私が映し出された
昨日の監視カメラの映像だ
時間は昨日帰った時間


「昨日、奴らを見たか」


社長の目はどこか怯えていて、私はそれをじっと見つめる
どうするべきなのか

証拠を叩きつけられて、否定するのも……


「……はい」


「残念だ、君は優秀だったのに」


いつの間にか私の後ろにいた黒服の男に注射をうたれて、意識が遠のく

零………







目が覚めると、ベットに縛られていて、横には知らない女の人がいた



「可哀相ね」


「誰……」


「あら、会ったことはないけどあなたは私の事を知っているはずよ」


近づいてくる女の人をにらんでいると、知っている人物だということに気づいた
あの時、零と車に乗っていた人だ


「気づいたみたいね
 残念だけど、あなたはずっとここにいることになるわ
 バーボンには知らせてないけど、直にバレるでしょうね」


「……バーボン?」


「あなたの彼のことよ
 ここではそう呼ばれているの」


「透に手を出さないで、私を殺すなり好きにすればいい」


「思ってた通りの子ね
 自己犠牲が強い

 バーボンは鈍感だから、あなたの不安や悩みに気づいてあげられなかったでしょう
 私は色々聞いていたからすぐに分かったけど、あなた苦労人ね」


女の人は、バーボンにも困ったものだわと笑った
すると、私はベルモットと呼ばれているわ、あなたもそう呼んでと言ってきた


「私をどうするつもり、殺すの?」


「私にも分からない、あなたどうみてもスパイとかじゃないだろうし……
 このまま組織入りかしら?良かったわね、バーボンと仕事できるわよ
 私はあなたを助けてあげたいけどそれはできない、ボスの命令だから」


「……透は来ないよ
 危険を冒してまで私なんかを助けには来ない」


「それはどうかしら」


不敵に笑うベルモット
私この人、苦手だ

安室透みたいだ