True love stories never have endings
(本物の愛の物語には、結末なんてない。)
降谷と安室とめんどくさい恋をする
すれ違う
私はコナンくんと赤井さんから、今日零が仕掛けてくると連絡がきたので沖矢さんの家に向かっていた
「え」
信号を待っていると見慣れた車を見つけた
運転席には零、助手席には前に見かけた仕事の仲間だという金髪の美人が乗っていた
零は私が見たことがないくらい楽しそうで少し悪そうな顔をしていた
私はそんな彼を見て、悔しいを通り越して、悲しくなった
「…零」
名前を呼ぶと車に乗っている零と目が合った
零は目を開いていた
隣にいた女性もこっちを見た
私からは自然と笑みがこぼれた
零はそんな私を見て、顔を真っ青にした
見なかったことにしよう
私は回れ右をして、歩き出した
別の道から沖矢さんたちのもとに向かおう
今日は携帯の電源も切っているし、私物もコナンくんの知り合いの博士から借りた盗聴器&発信器探知機で、調べた
まさか、鞄の生地と生地の間に発信器がついていたとは…
その鞄は零からプレゼントされたもので、気に入っていて、毎日使っていた
発信器をはずした今、零が私を見つける方法はない
私はそそくさと沖矢さんの元へ向かった