True love stories never have endings
(本物の愛の物語には、結末なんてない。)


降谷と安室とめんどくさい恋をする

本当の彼を私だけが知っている



数日後、私は毛利探偵事務所にストーカーが捕まったとの報告に言った
降谷に聞いたら、毛利探偵はかなり調査をしてくれていたらしい
しかし、降谷が任せてほしいと言ったために、ボディガード方面は任せたらしい

私は毛利探偵に謝礼金を渡した
すると蘭さんが食事に誘ってくれたので、下のポアロでお昼を食べることになった


「いらっしゃいませ、蘭さん、コナンくん、なまえ」


「あれ、安室さんってなまえさんのこと呼び捨てで呼んでましたっけ?」


「あ……その話席についてもらってからでいいですか?」


「そうですね!」


降谷がお水を持ってきますねと厨房の方に行ってしまった
すると、隣のコナンくんが「なまえお姉さんと安室さんと付き合ってるの?」と聞いてきた


「こら、コナンくん!
いきなり失礼でしょ!」
と言いつつも、蘭さんも気になるようで私の返答を待っていた
しかし、その問いに答えたのは降谷だった

「今は、付き合ってないですよ」


「今はってことはこれからですか!?」


「今、返事待ちなんです」



女の子はこういう話が大好きである
私は店内にいる安室透を目当てで来ている客からの視線を感じていた

正直、降谷零を知っている私から見れば、安室透は少し不気味だ


「何にしますか?」


「私はナポリタンで…コナンくんは?」


「僕も蘭姉ちゃんと同じやつ!」


コナンくんの声色に演技じみたものを私は感じた
私は安室透と同じにおいのする子どもだなあと見た


「なまえは?」

「あ、私はカルボナーラで」


それぞれの飲み物も注文すると、降谷は私の耳元に口を寄せて囁いた


「俺もいつまでも待っていられるわけじゃない
あと1時間で上がるから待っていてくれ」


「…!」


「では少々お待ちください」


安室透はしてやったりな顔をしていた
私は安室透が苦手かもしれない


この店内の誰も知らない本当の彼
本当の彼は私だけが知っている


「(好きだよ、零)」


降谷を見ながら、心の中で呟くと目が合った
私たちはふわりと微笑み合った