青子ちゃんと行動をいることが多くなった
必然的に黒羽くんと関わる機会が増えてしまった
協力すると言ったものの私に恋愛経験はない
「ねぇ、なまえちゃん、聞いてる?」
「え?何?」
「聞いてなかったの!?怪盗キッドの話だよ…!」
青子ちゃんのお父さんは警察官で、キッドを追っているらしい
私的にはキッドが捕まると複雑だ
「今日、予告の日なの!
今日こそはお父さんが捕まえるんだから…!」
「キッドは大怪盗だぜ?
そんな簡単に捕まるか」
黒羽くんが青子ちゃんにまたつっかかってきた
これはしばらく終わらないだろうなと思い、そんな2人を横目にスマホで怪盗キッドの予告上について調べ始めた
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今日は屋外らしく、場所に行くと人がたくさんいた
やっぱり、怪盗キッドは人気なのだろう
少しもやもやした気持ちが渦巻いた
そんな時、服の裾を誰かに後ろから引っ張られた
振りかえると、そこには小学生ぐらいの男の子がいた
「ねぇ、お姉さんさっきから具合悪そうだけど、大丈夫?」
「あ、ううん…考え事してただけだから…」
「お姉さんも怪盗キッドのファン?」
「ううん、通りかかっただけだよ」
「そっか
僕、お母さんのとこに戻るね!ばいばい!」
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宝石は気が付くと、怪盗キッドの手の中にあった
ファンの人たちが黄色い声を上げた
その時、怪盗キッドと目が合った気がした