たばこの匂い
私は安室が数日仕事でいなくなったことをいいことに徹夜で赤井秀一のことについて調べ始めた

「んん………キールに毛利探偵が発信器を仕掛けたらしく、組織が毛利探偵を始末しにいったけど、赤井秀一の狙撃を受けて撤退か
 ベルモットが、止めに入ったのが気になるな……」


私は毛利探偵のことについて調べ始めた
すると、興味深いものを見つけた


「江戸川コナン?」

キッドキラーと呼ばれていて、何回も怪盗キッドを撃退しているらしい


「……誰かに似てる」


私は毛利探偵事務所付近を調査した
そういえば、この辺にシェリーと昔に調査しにきた工藤新一の家があったな
関係ないだろうけど………でも何かが引っ掛かる


気が付くと、工藤新一の家の前に居て、自分でも不思議な感覚だった
その時、肩を優しく叩かれた
私は勢いよく振り返る


「えっ」


「この家に何か用ですか?」



出会った瞬間に、私は彼が赤井秀一だと気づいた
なんでかは分からない

私が赤井秀一が好きだからだろうか
私の気持ちはぐちゃぐちゃだ



「ライ」


赤井秀一は目を見開いた
私は赤井秀一と本当の顔で出会うのは初めてだった

赤井秀一が潜入していた頃は別の顔をしていた
ベルモットの変装術を習っていて、私は修業期間だったのだ

やっと修業が終わったと思って、ライに本当に顔で会いに行こうとしたら運悪く、ライの正体がばれてしまったのだ


「………お話なら、中で」


眼鏡の青年は私を家に案内した
ふわりと、ライの吸っていたたばこの匂いがした





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