ドルべはいつもナッシュの話をする。
でも私はナッシュを知らない。
私がドルべと出会ったのだってほんの数年前、だから私はナッシュに会ったことが無いのだ。
ドルべはナッシュの話をする時、とても嬉しそうに話す。ナッシュが居てくれたら、ナッシュナッシュナッシュってナッシュの話ばかりだ。
私の事見てくれてないんじゃないかとナッシュに少しヤキモチ妬いてしまうけれど、あまりにドルべが嬉しそうに喋るものだから私はドルべの話を聞きながら「うん、うん」と相槌をする。

「ドルべはナッシュが帰ってきたら嬉しい?」

「あぁ、でも久々過ぎてギクシャクしまてしまうかもしれない」

「そっか、確かに久々だと何を喋ったらいいか分からなくなるよね」


「ナッシュが帰ってきたら真っ先に名前を紹介しなければいけないな」

「私?」

ああ、そういえばベクターと初めてあった時は何で人間がこの世界にいるんだって言われて凄い形相で睨まれたなあ、
あの時はミザエルとドルべが間に入ってなんとかしてくれたから怪我せずに済んだけど…。
ナッシュも説明なしで私とあったらびっくりするよね。ベクターの時みたいに暴力とか…いやでもナッシュって信頼厚いみたいだからそれはないかな?


「私に大切な人ができたと言ったら、ナッシュはどんな顔をするだろうか?」

「え?」

「ん?」

「真っ先に言うって、そのこと…?」

「他に何がある」

不思議そうにドルべは少し首を傾げた。
だって普通、危害を加える人間じゃないからとか、そんなのじゃないの…?

「ほら、ナッシュもベクターみたいに私の事気に入らないかもしれないし!」

そう説明するとドルべは私の手をとってフッと笑い、


「名前は素敵な人だ。きっとナッシュも君を気にいる。なんせ私が惚れた女性だからな。」




恥ずかしげもなくそう言った。そして、あまり気に入られ過ぎても困るが。と一言付け足した。




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ルナ様リクエストでドルべ夢でした!
ドルべに見てもらえてないんじゃないか心配してたけど実は凄く想われてたんだよ!って言うってお話でした(^∇^)

リクエストありがとうございました(((o(*゚▽゚*)o)))
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