今日も学校でかったるい一日を過ごし、やっとこさ家に帰ってきた。
「しかし今日の九十九遊馬は傑作だったなぁあ」なんて笑いを堪えながら家の玄関のドアを開ける。
「ベクターおかえりなさい!」
ドアを開けた瞬間名前が抱きついてきた。いつもならこの流れで嫌がる名前によからぬ事でもしてやるところだが今日は九十九遊馬が脳裏に浮かんでそれどころじゃない。今にも腹がよじれそうな位笑がこみ上げてくる。
「、ハハ」
「…ベクター?どうしたの?大丈夫?」
「おっ、可笑しくって腹痛いわぁ…ヒハハハァッヒヒッ」
結局込み上げてくる笑いに耐えることが出来ず笑っていると状況がわからない名前がキョトンとしていた。(まあ、当たり前か)
「お菓子食って腹痛い…?」
「それがよォ今日九十九遊馬が…」
「大変っ!どどどどどどうしようっベクターが死んじゃうっお腹痛い時ってどうしたら…きゅっ救急車!」
「!?アァ?何言って…」
慌てふためく名前の腕を掴めば「ベクター死んじゃやだぁああ」なんて言いながら名前の目から涙がボロボロ落ちた。
あ〜いい事思いついた。
今自分でもわかるぐらい口元が笑っているのがわかる。
俺ってばやっぱ頭いいかもしれねえなあ。
「名前が看病してくれたら治るかもしれねェなァ…?」
こうゆうのも偶には悪くねぇ。
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ぽん酢様リクエストで「可笑しくって腹痛いわー」を「お菓子食って腹痛いわー」と勘違いするお話でした!
10000hit企画に参加して頂きありがとうございました!