貴方とはイヤ
「ドルべ、私も…」
「ダメだ」
「まだ何も言ってない!」
「君の行動は手に取るようにわかる」
「へっ…へえ!じゃあ言ってみなさいよ?」
「人間界へ行きたいのだろ」
「ちっ」
「ふ…当たったみたいだな」
「見事に当たったわ。なんで駄目なの?」
「君の事だ、人間界で騒ぎを起こすに決まっている」
「起こさない!起こさないからいきたいっ!お願いっ」
「私を拝んでも許しは出ない」
「うーっけちんぼっ」
「まあ、2人なら問題ないが。1人ではいかせる訳にはいかないからな」
「だって今ドルべ以外人間界に行ってるのにっ…!」
「私となら人間界へ行ってもいい。ただし日帰りだか」
「じゃあいいや」
「!?」