「カイトさん!今度うちの学校で文化祭があるんです!」
最近のカイトさんはバリアンというものの所為で少しピリピリしてて、少し疲れている様だった。
疲れているのに文化祭に誘うのはどうかと思ったが、少なくともか気分転換になるのでは…と思いダメもとで誘って見たのだ。
「考えておく」
そう余りにも曖昧な返答がかえっきた。カイトさんの考えておくは信用できない。ほとんどの確率で来ないだろう。
「私のクラスはメイド喫茶をやるんですそれで私メイド役で!だからカイトさんにも来て欲しいなと思って」
「ココが?」
「私がですよ?」
「大丈夫なのか?」
ああ、カイトさん目がマジだ。
凄く真剣な顔をしている分私の心にぐさっと何かが鈍い音と共に突き刺さった気がした。
カイトさんが心配するのも無理はない自分で言うのもなんだけど凄くドジる。
それはカイトさんの家で随分とやらかしたものだ。スープひっくり返したりえとせとら。
「確かに失敗ばっかで全然ダメダメだけど…大丈夫だもん…多分…」
「なんの話だ」
「私がメイド喫茶でどじる話でしょ?」
「違う。お前がメイド喫茶で変な奴に絡まれないか心配なだけだ」