「アリトの笑った顔好き」
アリトの手から食べ終わったおでんの串が落ちて床に転がった。
明らかに「は?いきなりなんだよ」って思ってるのが顔をみると丸分かり。
「デュエルしてる時とかの顔も楽しそうで好き」
「お、おう」
「でも」
「デュエルしてるの見てるとアリトがどっかに行ってしまう気がしてイヤ」
自分で言っといてなんだかテンションだだ下がり。効果音が付くのならまさに「しょぼーん」で決まりだろう。
そんな私をみてアリトはいつもの笑顔で私のおでこに容赦なく強めのでこぴんをした。
「あいたっ」
「バーカ、居なくなるわけねーだろ」