エロ注意



―――――――






「――ッ」

感じた事のない感覚に、眉をしかめた。けれども決して悪い気がしないのは何故か。
ぐちゃり、ねちゃりと粘着質な音が反響する。海南は緩やかな快楽と、中に溜まっている熱い魔力のせいで自然に求めてしまう。太股を擦るように軽く閉じれば、片方の手で開かされた。

「慣らさなきゃ痛ぇだろ?」
「……ぅ………はあ、…」

一本だった指は二本へと数を増やし、ナカに入っていく。びくびくと怯えるかのように、期待するかのように体を震わして唇を噛み声を耐える。


「あっ、!」


ぐり、といきなり親指で刺激された一番感じやすいそこに与えられた快感に、堪えていた声が口から零れた出た。ランサーはニヤリと笑って、更にそこを攻めたてる。
捏ねたり摘まんだり、とにかく刺激を与えた。ナカに入っている指が、ぎゅうと締め付けられるのを感じて海南の目尻に溜まっている涙を舐めとる。

「気持ちかったか?」
「や、…っ…ん…」
「言葉にできねーくらいに?」
「…う、るっさ、っんぁっ!」
「その調子だとまだヨユーだな」

既に柔らかく解されたそこに3本の指が挿入された。軽くイカされたナカはそれを受け入れ、また締め付け始める。



「あ、んやっ、らんさっあ、!」



ぐちぐちと愛液で濡れているナカも入り口も、指も。まだ足りないというかのようにその量を増していく。

「海南、淫乱って言葉知ってっか」
「はぁ、あ、…ん、!」




今のお前にピッタリ。




耳元で囁いただけなのに、彼女のナカは面白い程にキツくなる。ぐちり、指を引き抜いてランサーは海南の顔を見つめる。
与えられていた快楽が無くなったことに安堵したのか、呼吸を整えていたらランサーと目が合った。


そこに言葉はない。
ただ、太股に宛がわれている熱いソレ。

「っ、」

思わず視線を反らし、一時の現実逃避に走っていると、頬を撫でられた。

「挿れるぞ」
「……や、さしく…」

恐る恐るランサーの顔を覗き見るようにすると、笑っていた。入り口に固いのが宛がわれて、ぐっと腰を沈める。



「……そう言われるとぐちゃぐちゃにしたくなるな」


ひゅ、と。息が止まった。





「ぁ、あゃ、い、た、!?らん、いあっだめ、ぁっ、!!」




ズブリと、いきなり奥を突き上げられ、涙が零れ落ちる。突然の挿入にその感覚が痛みなのか快楽なのか、全く分からなくなっていた。固い異物は海南のナカに収まり、ランサーも息を吐く。二度目である海南のナカは容易にランサーを受け入れた。


「っ、やべ」


挿れただけなのに。
既に精を吐き出したい気持ちに捕らわれた。

「う、あ」

ぼろぼろと泣きながら、喘ぎ声をあげる海南。その姿だって、快楽へと変わる。
ゆるりと動きだせば馬鹿みたいに甘ったるい声で啼く。ああ一度出してしまおうか、そんな事を思って腰を沈めまた奥を突き上げてやれば面白い程に体がしなり、ナカが締まる。


「――っは、くっ、」


ナカに出せばカチリと嵌まったように流れくる魔力。その快感と肉体的快感とが混ざって死にそうだった。

「らん、さー」

二度目の絶頂を向かえた彼女は舌ったらずな口調で喋り、だらしなく笑う。





「きもちぃ、?」





ランサーはその言葉に苦笑いを溢し、海南の額に唇を落とした。


「気持ち良くて死にそうだから、あんま煽んな」
「ん、」
「あと俺以外の奴にそんなこと言ったら殺す」
「…ん」
「悪いのはお前だからな。覚悟しろよ」
「……うん」



一度は萎えたソレも、ナカで少し動かしてしまえば柔らか肉に包まれ熱さも固さも取り戻す。何が嬉しいのか、海南は笑っていた。



「らんさーの、あっつい」
「お前んナカもあっつい」



二人して笑い合って、また始まる律動に呼吸を合わせた。
重ねた手のひらは離さないように、体も心も全てを繋げて、キスをした。

重ねた身体と心を残留
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