倒 錯わぁる ど
青春∞メビウス
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青春なんてばかげているものだ。
一時の感情で一喜一憂して幸せになったり不幸になったりする。それでも青春はきらきらしている。
彼らもきっと、彼らなりに幸せを掴もうと、躍起になっているだけだ。
ただし彼らは気づいていない。
自分の方向性が一般と違うことに、あるいは気付きながらも軌道修正できないところまで来ているか、その道が正しいと信じ込んでしまっているかだ。
彼らの関係性が完全な円になることはない。捻れて、捻れて、いつか切れてしまうんじゃあないかと思うほど拗れたメビウスの輪のように、彼らの青春は渇望するたびに歪みを増していく。
メビウスの輪が切れるまで、彼らの青春はおわらない。
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