貴方にまた会う日を/椿




熱が胸を焦がす。あの人を思うと、胸が火照って、顔が火照ってしょうがない。
今度はいつ会えるだろうか?予定表を見ればそんなこと分かるのに、見ないで悶々と考えてしまう。花を愛でるように撫でて、彼への愛しさを発露する。
愛したく、愛して欲しく、護りたい彼。
きっとあの人は椿のために命を捨ててくれる、命を捨ててくれるぐらいなのだきっと心もくれる。
まだ、結ばれる日は遠いのだろうか。
「ふふ」
恋に恋する少女は、華の顔(かんばせ)を綻ばせた。


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