*ハーモニクスバイタリティ
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何故だろうか、兄の楽しげに嗤う顔が
今日はとても恐ろしく見えた。

ぼんやりと繋がらない記憶は変わらぬ日常の1つ。

たくさんのそれを寄せ集めて
しかし鏡のような偽物は何1つ僕に成り得はしない。

行く先を探す前に、
僕はきっと『人間』ですらないのだろう。




*『ハーモニクスバイタリティ』
(霧崎さん)へのイメージ文

 

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