師「胸の中のエンジェル目覚めて!」昭「‥‥」
2012/10/13 17:04
作文と思いきやちょっとした小話
甲斐「うぎゃーモテたいー彼氏欲しい!」
くの「あんたって逆ナンしても空回りだろうし神頼みしてみたら?」
甲斐「そうね‥神様お願いイケメンください」
・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆・:
師「‥私を呼んだのはお前か」
くの「!!‥うそ!?ほんとに天使だ!!イケメン天使が降臨してきたにゃん!!」
甲斐「きゃー遂にあたしにも春が来たのね!ウェルカムあたしの彼氏!!」
師「私は神の使い。天命に従いお前に神託を与えに来た」
甲斐「‥‥へ?」
師「神頼みする暇があったらそのガサツさを直す努力をするが良い。外見を整えるだけでなく内面を磨くことも大切だ。忍耐を学ぶ為に裁縫とか始めてみたらどうだ」
甲斐「‥‥へ?」二回目
師「それからそっちのお前、素直に自分の本音を告げる勇気を持つが良い。あの相手では言葉で言わねば伝わらぬぞ」
くの「‥‥!」
師「ではお前達に幸あらんことを」
・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆・:
くの「い、行っちゃった‥」
甲斐「そんな女子力アップアドバイスじゃなくて彼氏置いてけよ!!うぎゃー!!!」
くの「‥何で知ってるんだろ‥天使だから?」
甲斐「なに赤くなってんのよ」
くの「べ、別に‥」
甲斐「うーん‥でも天使が言ってるんだし始めてみようかな‥お裁縫」
くの「教えてあげよっか?」
甲斐「仕方ない教わってやるわ」
・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆・:
甲斐「うぐぐ‥細かすぎてイライラするぅ‥」
くの「良いものを作るには忍耐に次ぐ忍耐を重ねるんじゃよ、にゃはん」
甲斐「そういうの向いてないのよ‥あの天使、適当なこと言ったんじゃないでしょうね」
幸「あれ、甲斐殿も裁縫を始めたんですか?」
甲斐「幸村様!」
幸「私も彼女に裁縫を教わっているんです。まだ未熟ですが精神の修練になりますから‥。くのいち、出来を見て欲しいんだが」
くの「ふむふむ‥十分普段使い出来る仕上がりですよ!初めてとは思えないですにゃ」
幸「良かった、教え方が良かったからだな」
くの「いや、そんな‥キュン」
幸「そうだ、これは記念にそなたに贈ることにしよう。拙作だが貰ってくれたら嬉しい」
くの「私なんかがいいんですか‥!?う、嬉しいです、大事にしますっ‥」
甲斐(‥う‥羨ましい‥)
氏康「ああ?小僧針仕事なんか始めたのか。怪力で針折るなよww」
甲斐「‥‥」
氏康「げ‥泣くんじゃねぇ、別に悪気は‥」
甲斐「すっごいの作ってやる!お館様が驚くくらい出来が良いの作って実は女子力高いこと証明してやりますから、今に見てろ!」
氏康「お、おう‥」
・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆・:
師「‥‥疲れた」
昭「兄上おつー、また悩める子羊の相手ですか」
師「ああ、だがこうして迷える人々を導くのが天使の務め。役目を果たし天界に戻り悪魔に変えられた父上をお救いするのだ」
昭「‥えーと‥そういう設定なんで?」
師「お前も盗賊ならば「どんな願いでも叶える」という聖杯をさっさと手に入れてこい」
昭「やばい、俺も巻き込まれた‥」
作文も書かず何をやっているのだ私は
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