鍾「し、司馬懿殿が見てますから!」※その2
2012/10/13 17:02
実は先月末くらいからどういうわけかチョコが好きで、三日から四日で一枚のペースで板チョコ食べています。
なので今年は猛烈にバレンタインのチョコが欲しい。
チョコ旨いよチョコ
※晋が全員女で娘子軍(大事な事なのでry)
「司馬師様の命令でしたら御身脚をお舐めしようが調教だろうが大歓迎です、ですが‥いくらなんでも‥くうっ」
諸葛誕は部屋から出ても未だぐだぐだと泣き言を呟いている。
彼女の司馬師への感情は尊敬を通り越してもはや隷属の域に入りつつあるが、その妹とはどうにもそりが合わないらしい。
好き嫌いの極端な彼女を皮肉るように、鍾会は肩を竦めて笑った。
「不服なら私一人で行っても良いですよ。あなたの場合、失敗して将軍に鞭打たれる方がご褒美な気がしないでもないですから」
「な、何故私の本音を‥!」
「‥‥えっ‥」
鍾会は思わず素で硬直する。
皮肉で、冗談のつもり、だったのに‥‥。
「そんなことより‥ああ、ちょうど良い所に司馬昭殿が!」
話を逸らそうと咄嗟に辺りを見回し、中庭で遊ぶ司馬昭を見つけるなり避難でもするように彼女の所へ駆け寄った。
「司馬昭殿」
爛漫に花咲く中庭の一角。司馬昭はお目付役の王元姫を侍らせ、のんびりひなたぼっこしながら侍女達の羽根つき遊びを観戦していた。
「‥殿‥‥司馬昭殿!全く脳天気な‥」
鍾会が声を荒らげ何度か呼んだ頃、漸くして司馬昭が振り向く。
「ん?鍾会?」
ぽやんとした顔は司馬師とまるで似ていない。
容姿は恵まれすぎな程なのに、やる気のない性格がそのまま表れたようなだらしない格好は今にも胸元がぽろっといってしまいそう。
その様は堅い姉に対し性格も頭も(たぶん尻も)大分軽い妹、と周囲に言われるのもむべなるかなといった所だ。
「司馬師殿から出陣の命が下りましたよ。司馬懿様の後任にあなたが出るようにと」
腰に手を当て、真面目な顔で鍾会が彼女を見下ろすと、司馬昭はあからさまに億劫そうな顔をした。
「ええー‥姉上が行けばいいのにぃ、めんどくせ」
「面倒ではないでしょう!あなたはもう少しあの司馬師様の妹という自覚を‥」
逃げるように芝生に寝ころんだ司馬昭に諸葛誕が噛みつく。
彼女はそれからも顔を背けて隣に座る元姫の膝に頭を乗せた。
「あー面倒くさい!元姫聞いといて」
「もう、子上殿怠けないでちょうだい」
そういう時の扱いにも手慣れているのか元姫は眉を顰め、司馬昭の頬を抓る。そのまま尻を叩かれ立ち上がった彼女は、気怠げに髪を掻きあげおもむろに鍾会を見た。
「‥‥」
「な、何です」
困惑する鍾会に、ぼんやり見つめていた視線が不意に笑う。
「‥鍾会のつるぺったん♪」
歌うような一言。
さぁ‥っと一帯の空気が凍り付いた。
鍾会は固まったまま、頭の中で思考の砂時計を何度か回転させて‥ぷつんと良い音を立ててブチ切れた。
「〜〜〜!!ししし心外ですね私は決して貧乳ではありません人並みです寧ろスレンダーと言え!この容姿は英才教育で培われたスタイリッシュな戦闘に最も適しているんです!無駄に大きいだけの胸を隠しもしない痴女じみた司馬昭殿には解らないでしょうけどね!!」
初めから終わりまで約数秒息継ぎなし。
つるぺったんの一言で見事に臨界突破した鍾会は興奮気味にまくし立てた。
だが、その反応が予想通りで面白いのか、司馬昭はけらけらと笑うばかり。
「はいはい、彼氏に揉まれて大きくならないといいねー」
頭の後ろで手を組み(まぁでかい胸が更に強調される仕草だ)、他人事然と踵を返した彼女に鍾会は更に言い募る。
「余計なお世話ですよ、あなたと一緒にしないで‥‥ってええぇ!?」
‥反論したいことは目一杯あった。
しかし、彼氏とか揉むとか、ちょっと聞き捨てならない言葉に鍾会の思考は再び驚愕で停止する。
「元姫〜姉上のとこ行こうよ〜むぎゅ」
「きゃっ!子上殿‥いい加減にしないとお仕置きよ」
そんな鍾会の心中など気にする風もなく、司馬昭は元姫に甘えながら中庭を立ち去ってしまった。
「あのー、鍾会殿?大丈夫ですか?」
茫然としている鍾会の目の前で諸葛誕がひらひら手を振るが、彼女はよく分からない譫言を呟くばかりでろくな反応がない。
「まぁそうお気を落とさずに。世には色々な趣味の殿方がいると言いますから‥って、聞いておられます?鍾会殿ー?」
‥‥‥後の話によれば、鍾会が正気を取り戻すのに約半日かかったんだとか‥。
おそまつさまでした(´・ω・`)
司馬懿はスレンダー美脚母上で、
司馬師は美乳天然女王様で、
司馬昭は爆乳両刀逆ナン好きで、
トウ艾は超グラマーアマゾネスで、
鍾会は努力の結晶モデル体型で、
諸葛誕はデコな160?小動物で、
郭淮は色白華奢な健気奥さん、
夏侯覇は何故かまだまだ成長期
娘子軍だったらこんなイメージ
元姫の胸もこれで違和感なし‥のはず
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